小泉 今日子(こいずみ きょうこ/1966年2月4日~ )は、日本の俳優、歌手、作詞家。制作事務所「株式会社明後日」代表取締役。KYON2(キョンキョン)の愛称で知られる。

 

 

 

神奈川県厚木市出身。

厚木市立三田小学校、厚木市立睦合中学校卒業、神奈川県立津久井高等学校中退。 

 

1981年1~3月、オーディション番組『スター誕生!』に出場、石野真子“彼が初恋”を歌い合格。その石野が当時所属していた芸能事務所のバーニングプロダクション、およびレコード会社はビクター音楽産業(現・ビクターエンターテインメント)と契約する。

 

 

1982年3月21日、シングル“私の16才”(作詞:真樹のり子/作曲:たきのえいじ/編曲:神保正明)でアイドル歌手としてデビュー。オリコン最高位22位。キャッチフレーズは「微笑少女。君の笑顔が好きだ」。デビュー同期に、堀ちえみ、三田寛子、石川秀美、松本伊代、早見優、中森明菜、シブがき隊らがおり、所謂「花の82年組」の一人。

 

7月5日、2ndシングル“素敵なラブリーボーイ”(作詞:千家和也/作曲:穂口雄右/編曲:矢野立美)リリース、オリコン19位。

 

8月21日、1stアルバム『マイ・ファンタジー』リリース、オリコン最高位2位。 

 

12月16日、2nd詩アルバム『詩色の季節』リリース、オリコン2位。 

 

 

1983年5月5日、髪をショートカットにイメージチェンジしてリリースした5thシングル“まっ赤な女の子”(作詞:康珍化/作曲:筒美京平/編曲:佐久間正英)でブレイク、オリコン8位を記録。同曲が主題歌となった月曜ドラマランド『あんみつ姫』で主演に抜擢され、高視聴率を獲得。一気に女優としても話題となり、『あんみつ姫』は続編シリーズも放送された。

 

7月5日、3rdアルバム『Breezing』リリース、オリコン2位。

 

7月21日、6thシングル“半分少女”(作詞:橋本淳/作曲:筒美京平/編曲:川村栄二)リリース、オリコン 4位。

11月1日、7thシングル“艶姿ナミダ娘”(作詞:康珍化/作・編曲:馬飼野康二)リリース、オリコン3位。

12月16日、4thアルバム『WHISPER』リリース、オリコン3位。

 

 

1984年3月21日、9thシングル“渚のはいから人魚”(作詞:康珍化/作・編曲:馬飼野康二)をリリース、初のオリコン週間チャート1位を獲得し、33万枚を越える売上となった。同曲により、第35回NHK紅白歌合戦に初出場を果たし、紅白歌合戦には第39回まで5年連続出場する。

 

6月21日、10thシングル“迷宮のアンドローラ”(作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀)をリリース、2作連続オリコン1位。

 

7月21日、5thアルバム『Betty』をリリース、オリコン3位。

 

9月21日、11thシングル“ヤマトナデシコ七変化”(作詞:康珍化/作曲:筒美京平/編曲:若草恵)リリース、3作連続オリコン1位。

 

12月21日、13thシングル“The Stardust Memory”(作詞:高見沢俊彦・高橋研/作曲:高見沢俊彦/編曲:井上鑑)をリリース、オリコン1位。

 

 

1985年1月5日、この日に放送開始の連続テレビドラマ『少女に何が起こったか』に主演、平均21.4% (ビデオリサーチ、関東地区)と高視聴率を獲得し、自身の代表作ともなる。

2月21日、6thアルバム『Today's Girl』リリース、オリコン1位。

 

4月10日、14thシングル“常夏娘”(作詞:緑一二三/作曲:幸耕平/編曲:矢野立美)リリース、オリコン2作連続1位。

 

7月5日、アルバム『Flapper』リリース、オリコン2位。 

 

7月25日、16thシングル“魔女”(作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:中村哲)リリース、オリコンん1位。

 

11月21日、17thシングル“なんてったってアイドル”をリリース、2作連続オリコン1位、約30万枚をセールス。

 

 

1986年2月21日、アルバム『今日子の清く楽しく美しく』リリース、オリコン2位。

 

4月30日、18thシングル“100%男女交際”(作詞:麻生圭子/作曲:馬飼野康二/編曲:山川恵津子)リリース、オリコン2位。

 

7月10日、19thシングル“夜明けのMEW”(作詞:秋元康/作曲:筒美京平/編曲:武部聡志)リリース、オリコン2位。

7月23日、アルバム『Liar』リリース、オリコン2位。

11月19日、20thシングル“木枯しに抱かれて”(作詞・曲:高見沢俊彦/編曲:井上鑑)リリース、オリコン3位。

 

 

1987年2月25日、21thシングル“水のルージュ”(作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:大村雅朗)リリース、オリコン1位。

 

3月5日、10thアルバム『Hippies』をリリース、オリコン3位。初の(半)セルフプロデュース作品で、氷室京介(BOØWY)、吉川晃司、サンプラザ中野/ファンキー末吉(爆風スランプ)、いまみちともたか(BARBEE BOYS)など著名ミュージシャンが曲作りに参加。御茶漬海苔や渡辺えり子(現・渡辺えり)が作詞で参加するなど多彩な作家陣となった。楽曲や衣装などに自分の意見を述べるようになった、セルフプロデュースするアイドルの先駆的存在である。

 

7月1日、23thシングル“Smile Again”(作詞:川村真澄/作曲:井上ヨシマサ/編曲:土屋昌巳)リリース、オリコン2位。

 

10月21日、24thシングル“キスを止めないで”(作詞:秋元康/作曲:野村義男/編曲:米光亮)リリース、オリコン1位。

 

 

1988年3月9日、25thシングル“GOOD MORNING-CALL”(作詞:小泉今日子/作曲:小室哲哉 /編曲:清水信之)で、クノール「いいじゃんキャンペーン」イメージソングながら、初めて自作詞の楽曲がシングルリリースされた。オリコン2位。

 

10月26日、自身の主演映画『快盗ルビイ』主題歌“快盗ルビイ”(作詞:和田誠/作・編曲:大滝詠一)を26thシングルとしてリリース、オリコン2位。

 

12月17日、自身初のカヴァーアルバム『ナツメロ』をリリース。オリコン10位。

 


1989年5月21日にリリースした『KOIZUMI IN THE HOUSE』では、当時まだマイナーだったハウスミュージックが取り入れられた。

10月から月9枠で放送された学園ドラマ『愛しあってるかい!』で陣内孝則の相手役に抜擢され、平均視聴率22.6%、最高視聴率26.6%を越えるヒットとなる。主題歌には、前年のアルバム『ナツメロ』から“学園天国”(作詞:阿久悠/作曲:井上忠夫/編曲:野村義男)が起用、翌11月には28thシングルとしてカットされ、オリコン3位を記録した。

 

 

1990年3月1日、29thシングル“見逃してくれよ!”’作詞:活発委員会/作曲:加藤英彦/編曲:福田裕彦)リリース、クノール「いいじゃんキャンペーン」イメージソングとなる。オリコン1位。

 

 

1991年5月、自ら作詞を手掛けた32thシングル“あなたに会えてよかった”(作詞:小泉今日子/作・編曲:小林武史)をリリース、自身の主演ドラマ『パパとなっちゃん』主題歌に起用され、オリコン4週連続・通算5週1位を獲得し、32週にわたってチャートイン。オリコンでは自身通算11作目の1位買う特作品となった。また、累計出荷枚数158万枚とミリオンセラーを記録、自身最大のヒットにして80年代アイドルで初のミリオンセラーとなる。同曲で第33回日本レコード大賞において作詞賞とゴールドディスク賞を受賞。

 

7月26日、18thアルバム『afropia』(アフロピア)をリリース。“あなたに会えてよかった”収録、オリコン1位。

 

 

1993年、自身主演のドラマ『愛するということ』の主題歌としてリリースされた34thシングル“優しい雨”(作詞:小泉今日子/作曲・コーラスアレンジ:鈴木祥子/編曲:白井良明/ホーンアレンジ:武川雅寛)がオリコン2位を獲得、累計出荷枚数143万枚にもなる大ヒットを記録した。

 

 

1993年11月21日、アルバム『TRAVEL ROCK』をリリース、ヨーコ・オノ作の“女性上位万歳”(作詞・曲:YOKO ONO/編曲:高木完)等を収録。

 

 

1994年11月14日、自身も出演したTBSドラマ『僕が彼女に、借金をした理由。』の主題歌“月ひとしずく”(作詞:井上陽水・奥田民生・小泉今日子/作曲:井上陽水・奥田民生/編曲:白井良明)リリース、オリコン7位。歌詞は井上と奥田の作りかけに小泉が加筆し完成させた。

 

 

1995年2月22日、俳優・永瀬正敏と結婚(2004年2月22日離婚)。

 

 

1996年11月21日、アルバム『オトコのコ オンナのコ』をリリース。タイトル曲“オトコのコ オンナのコ”(作詞:小泉今日子/作曲:奥田民生/編曲:菅野よう子)をシングルリリース。

 

 

1998年10月7日、アルバム『KYO→』リリース。 

 

 

1999年5月21日、ミニアルバム『Inner Beauty』をリリース。 

 

 

2001年2月21日、ミニアルバム『KYO→2 〜Anniversary Song〜』をリリース。 

 

 

2003年4月23日、デビュー20周年を迎えて25枚目のアルバム『厚木I.C.』をリリース、オリコン53位。

 

 

2005年1月、読売新聞の読書委員に就任。日曜読書面で書評を執筆。

同年7月、テレビ朝日系列アニメ『あたしンち』のオープニングテーマ曲が“あたしンちの唄”に変更。当初のクレジットタイトルには歌手名に「あたし仮面(仮)」と記され正体が隠されていたが、同年8月27日の同番組にてその正体が小泉であることが発表され、この日から配信シングルとしてリリースされた。

 

 

2006年公開の映画『さくらん』で、離婚後に長瀬と初共演。

 

 

2008年、『空中庭園』以来3年ぶりの映画単独主演作『グーグーだって猫である』に出演。

11月12日、配信シングル“Innocent Love”リリース。

 

 

2009年1月21日、配信シングル“虹が消えるまで”リリース。 

 

 

2011年2月公開の映画『毎日かあさん』で、離婚後6年の歳月を経て元夫の永瀬正敏と夫婦役で共演。永瀬は同映画で第20回日本映画批評家大賞の主演男優賞に選ばれた。

 

 

2012年9月5日、配信限定シングル“100%”リリース。

 

10月24日、28thアルバム『Koizumi Chansonnier』をリリース、“面白おかしく生きてきたけれど”(作詞・作曲・編曲:小西康陽)、“大人の唄/Une chanson pour les grands”(作詞・作曲・編曲:菊地成孔/フランス語翻訳:鈴木孝弥)等を収録。

 

 

2013年、連続テレビ小説『あまちゃん』に出演、劇中歌“潮騒のメモリー”(作詞:宮藤官九郎/作曲:大友良英・Sachiko M/プロデュース・編曲:大友良英)を役名「天野春子」名義で歌い、オリコンで最高位2位、25週にわたりチャートインするヒットとなる。

 

 

2014年 6月4日、42thシングル“T字路”(作詞・曲:横山剣/編曲:鈴木正人)をリリース、自ら主演したドラマ『続・最後から二番目の恋』の劇中歌として、小泉と共演の中井貴一がデュエットした楽曲。 オリコン14位。

 

 

2015年2月4日、舞台、映像、音楽、出版などを企画製作する製作会社「明後日」(あさって)を設立。第1弾作品として舞台『日の本一の大悪党』で初めて演出とプロデュースを手掛ける。

 

 

2016年6月24日、『徹子の部屋』に初出演。

10月には株式会社明後日主催でフジテレビオンデマンド初のオリジナル音楽番組『PARK』と連携した音楽イベント「GO→TO」を開催。

 

 

2017年5月17日、デビュー35周年を迎える小泉の全シングルを網羅したベストアルバム『コイズミクロニクル〜コンプリートシングルベスト 1982-2017〜』をリリース。

 

10月、TBS系連続ドラマ『監獄のお姫さま』で主演を務める。小泉にとってTBS系連続ドラマの主演は、2001年の『恋を何年休んでますか』以来16年ぶり。

 

 

2018年1月31日付てデビュー以来36年間所属していたバーニングプロダクションから独立。以降は2015年に自身が立ち上げていた明後日で舞台の制作やプロデュース業等を行う。

独立前の最後の出演作は、『食べる女』や『お蘭、登場』など。

 

 

2020年8月14日、配信限定シングル“連れてってファンタァジェン(セルフカバーバージョン)”をリリース。 

8月21日、これまでに発表してきた楽曲が各音楽サブスクリプションサービスで配信スタート。

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「小泉今日子」「明後日 (芸能プロダクション)」

株式会社明後日公式サイト