平井 堅（ひらい けん/1972年1月17日～）は、日本のシンガーソングライター。
大阪府で生まれ、2歳から高校卒業まで三重県名張市で育つ。
三重県立上野高校を卒業後、上京し横浜市立大学に入学。
サザンオールスターズの大ファンであり、当初サザンと同じ青山学院大学の受験を予定していたが、母親が願書の提出を忘れていたため第2希望であった横浜市立大学へ進学したという逸話を持つ。
学生時代は、コピーバンド「NO-NAME」（サザンのシングル“EMANON”の逆さ読み）を組んでいた。
大学在学中から横浜市関内のライヴハウス専属の歌手などとして活動する。
その傍ら、Sony Music Entertainment Auditionに自作ビデオを応募し、入選。
1993年、この入選をきっかけにソニーレコードと契約。
1995年5月13日、1stシングル“Precious Junk”（作詞・曲：平井堅/編曲：山下俊・ジョー・リノイエ）でCDデビュー。フジテレビドラマ『王様のレストラン』（三谷幸喜作品）のタイアップであったものの、オリコン最高50位と振るわなかった。
その後も目立ったヒット曲に恵まれず、一時期はシングルの出荷枚数が1万枚以下という時期さえあった。この間は、地元FM三重の番組でパーソナリティをつとめたり、デビュー翌年には『オールナイトニッポン』のジングルを担当していたこともあった。
1998年5月29日、7枚目シングル“Love Love Love”（作詞・曲：平井堅/編曲：中西康晴）をリリース。後に「自分の信念に基づき、やりたい事をやった曲」と懐述した作品だったが、ここまでシングル6作連続でオリコン圏外。
2000年1月19日、これが売れなければ契約打ち切りという背水の陣でリリースした8枚目のシングル“楽園”（作詞：阿閉真琴/作・編曲：中野雅仁）のテレビCMに同じ研音所属の江角マキコが出演した（平井本人からの依頼を受けたもの）ことで問い合わせが殺到し、スポーツ新聞・ワイドショーなどに大きく取り上げられた。このCMは同年1月18日から北海道・福岡県限定で放送されていたものだったが、この反響により全国放送が決定し、またFM各局でも楽曲が注目されて大ヒット。オリコン7位を記録した。以後ヒット曲を多数リリースする。 所属事務所のマーケティング戦略の成功例であり、アーティストとして遅咲きではあった。
5月10日、9枚目シングル“why”（作詞:：平井堅/作曲：松原憲/編曲：Maestro-T）をリリース、オリコン8位。
6月31日、3枚目アルバム『THE CHANGING SAME』をリリース、オリコン週間アルバムランキングで初めて1位を獲得。
10月18日、10thシングル“ LOVE OR LUST ”（作詞：平井堅/作曲：平井堅・松原憲/編曲：中野雅仁）をリリース、オリコン6位。本作品から同じソニー・レコード内の「DefSTAR Records」 レーベルからのリリースとなった。
12月6日、“even if”（作詩・曲：平井堅/編曲：松原憲）を発売、オリコン3位。
2001年2月14日、12th シングル“Miracles”（作詩・曲：平井堅/編曲：MAESTRO-T）を発売、オリコン4位。
5月16日、13thシングル“KISS OF LIFE”（作詞：平井堅/作曲：平井堅・中野雅仁/編曲：中野雅仁）を発売、オリコン2位。
7月4日、4枚目アルバム『gaining through losing』をリリース、オリコン2位。
同年、第30回ベストドレッサー賞（芸能部門）受賞。
2002年1月30日、14thシングル“Missin' you 〜It will break my heart〜”（作詞：平井堅/作曲：Babyface）をリリース、オリコン4位。
5月22日、15thシングル“Strawberry Sex”（作詞：多田琢・平井堅/作・編曲：中野雅仁）を発売、13位。
8月28日、16thシングル“大きな古時計”（作詞・曲：Henry Clay Work/訳詩:：保富康午/編曲：亀田誠治）をリリース、自身初のオリコン1位を獲得。
11月6日、17thシングル“Ring”（作詞・曲：平井堅/編曲：冨田恵一）をリリース、2曲連続でオリコン1位を獲得。
2003年1月22日、5枚目のアルバム『LIFE is...』をリリース、2作連続でオリコンアルバム1位を獲得。
5月7日、18thシングル“ LIFE is... 〜another story〜”（作詞・曲：平井堅/編曲：亀田誠治）を発売、オリコン3位。
12月10日、自身初のカヴァーアルバム『Ken's Bar』をリリース、オリコン2位。
2004年4月28日、20thシングル“ 瞳をとじて”（作詞・曲：平井堅/編曲：亀田誠治）をリリース、オリコン2位。
5月19日、 21stシングル“キミはともだち”（作詞・曲：平井堅/編曲：松浦晃久）を発売、オリコン5位。
10月6日、22ndシングル“思いがかさなるその前に…”（作詞・曲：平井堅/編曲：亀田誠治）をリリース。 トヨタ自動車「カローラフィールダー」CMソング。また、発売から約11ヵ月後の翌2005年9月に、フジテレビ系ドラマ『積木くずし真相 ～あの家族、その後の悲劇～』の主題歌となった。 オリコン1位。
11月24日、6枚目のアルバム『SENTIMENTALovers』をリリース、オリコン1位。
2005年10月26日、23rdシングル“POP STAR”（作詞・曲：平井堅/編曲：亀田誠治）33回忌をリリース、オリコン1位。
6月14日、24thシングル“バイマイメロディー”（作詞・曲：平井堅/編曲：本間昭光）を発売、オリコン2位。
11月23日、自身初のベストアルバム『Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection '95-'05 歌バカ』（以下『歌バカ』）をリリース、オリコン週間1位のみならず、2005年12月月間アルバムチャート1位を獲得。
同年、デビュー10周年を記念し、初の写真集『歌バカ一代』を学研より10万部限定で発売。
2006年に入り、『歌バカ』が第20回日本ゴールドディスク大賞「ロック&ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー」受賞。同年のオリコン年間アルバムチャートでも第1位を記録した。 これにより、同じ年に発売したシングル・アルバム両方（“POP STAR”と『歌バカ』）が年間1位になったが、これを達成したのは光GENJI、DREAMS COME TRUE、宇多田ヒカル、嵐と平井だけである。
2007年1月17日、25thシングル“哀歌 (エレジー)”（作詞・曲：平井堅/編曲：亀田誠治）を発売、オリコン5位。
2月28日、26thシングル“君の好きなとこ”（作詞・曲：平井堅/編曲：亀田誠治）を発売、オリコン5位。
9月12日、27thシングル“fake star”作詞・曲：平井堅/編曲：URU）を発売、オリコン6位。
2008年2月20日、28thシングル“キャンバス / 君はス・テ・キ♡ ”リリース、オリコン6位。
3月12日、7枚目アルバム『FAKIN' POP』をリリース、オリコン2位。
4月23日、29thシングル“いつか離れる日が来ても”（作詞・曲：平井堅/編曲：亀田誠治）を発売、オリコン19位。
2009年5月27日、カヴァーアルバム第二弾『Ken's Bar II』発売、オリコン2位。
9月23日、30thシングル“CANDY”をリリース、オリコン7位。
10月21日、31stシングル“僕は君に恋をする”をリリース、オリコン3位。
2010年10月13日、32ndシングル“Sing Forever”をリリース、オリコン7位。
11月10日、33rdシングル“アイシテル”（作詞・曲：平井堅/編曲：亀田誠治）を発売、オリコン9位。
2010年11月10日、コンピレーションアルバム『Ken Hirai 15th Anniversary c/w Collection '95-'10 “裏 歌バカ”』をリリース、オリコン5位。
2011年5月4日、34thシングル“いとしき日々よ”をリリース、オリコン7位。
6月8日、8枚目アルバム『JAPANESE SINGER』をリリース、オリコン3位。
2012年5月30日、35thシングル“告白” （作詞・曲：平井堅/編曲：亀田誠治）をリリース、オリコン 5位。
2014年4月2日、36thシングル“グロテスク feat. 安室奈美恵”を発売、オリコン4位。
5月28日、カヴァーアルバム第三弾『Ken's Bar III』をリリース、オリコン4位。
12月10日、37thシングル“ソレデモシタイ/おんなじさみしさ”発売、オリコン13位。
2016年7月6日、9枚目のアルバム『THE STILL LIFE』をリリース、オリコン4位。一部仕様は12月14日に追加発売された。
2017年3月1日、41stシングル“僕の心をつくってよ”をリリース、オリコン7位。
6月7日、42ndシングル“ノンフィクション” をリリース、オリコン10位。
7月12日、自身2枚目のベストアルバム『Ken Hirai Singles Best Collection 歌バカ2』をリリース、オリコン2位。
2019年12月4日、46thシングル“#302”をリリース、オリコン11位。
2020年3月27日、3rd配信限定シングル“怪物さん feat.あいみょん”をリリース。
（参照）
Wikipedia「平井堅」
公式サイト
