ケイティ・ペリー(Katy Perry/本名:Katheryn Elizabeth Hudson/1984年10月25日~)は、アメリカ合衆国の女性歌手、ソングライター。

 

 

カリフォルニア州サンタバーバラ(Santa Barbara)で、牧師の両親の2番目の子どもとして生まれた。出生名は、キャサリン・エリザベス・ハドソン。姉と弟がいる。

 

子どもの頃はサンタバーバラのレクリエーションホールでダンスを学び、プロのダンサーに指導を受け、スウィング、リンディーホップ、ジルバを学ぶ。

15歳の時にロックバンドクイーンの名曲“キラー・クイーン”を聴き、音楽の道へ進むことを決意した。

 

子ども時代に教会で歌うようになり、10代でゴスペル音楽のキャリアへ進んだ。

その後、レッドヒル・レコード(Red Hill Records)と契約。

2001年、本名「ケイティ・ハドソン」(Katy Hudson)名義でデビューアルバム『ケイティ・ハドソン』(Katy Hudson)を発売したが、商業的には成功しなかった。

 

2002年、ロサンゼルスに移り、レッドヒルが事業を辞めた後、「世俗音楽」に挑戦した。

その後、音楽プロデューサーのグレン・バラード、ドクター・ルーク、マックス・マーティンと仕事を始め、芸名を「ケイティ・ペリー」とする。

2007年4月、キャピトル・レコードとレコード契約を結んだ。

 

2008年、ポップ・ロック要素を持つ自身2枚目、メジャーでは1枚目となるアルバム『ワン・オブ・ザ・ボーイズ』(One of 1the Boys)を発売し、知名度が一気に上がる。シングル“キス・ア・ガール”(I Kissed a Girl)は、アメリカ合衆国の総合シングルチャートBillboard Hot 100(以下「全米」)、全英シングルチャート(以下「全英」)で7週連続1位を記録したのを始め、ドイツ、フランス、スイス、オーストリア、イタリア、オランダ、ベルギー、オーストラリア、ニュージーランドなど多くの国で1位を獲得。 “ホット & コールド”(Hot&Cold)も全米5位とヒットした。

 

2009年、グラミー賞において“キス・ア・ガール”が「最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞」にノミネートされた。

 

2010年、3枚目のアルバム『ティーンエイジ・ドリーム』(Teenage Dream)をリリース。本作はディスコの要素を持ち、全米1位を獲得した“カリフォルニア・ガールズ”(California Gurls)、“ティーンエイジ・ドリーム”(Teenage Dream)、“ファイアーワーク”(Firework)、“E.T.”、“ラスト・フライデイ・ナイト[T.G.I.F.]”(Last Friday Night [T.G.I.F.])、さらに、最高3位を記録した“ワン・ザット・ゴット・アウェイ”(The One That Got Away)を収録している。なお、本アルバムは、マイケル・ジャクソンが1987年にリリースした『バッド』(BAD)で達成した同一アルバムからの全米チャート1位獲得5曲の記録に並び、女性アーティストとしては初の快挙となった。アルバム自体も全米&全英1位、日本もオリコン洋楽ランキング1位を記録した。

 

同年、『People』誌の「Most Beautiful 2010」(今年最も美しい人)の一人に、ジュリア・ロバーツ、ゾーイ・サルダナ、スカーレット・ヨハンセン、ジェニファー・ロペスらと並んで選ばれる。

 

2011年、映画『スマーフ』に「スマーフェット」役で声優として出演。

 

2012年3月、再発盤『ティーンエイジ・ドリーム〜コンプリート・コンフェクション〜』(Teenage Dream: The Complete Confection)をリリースし、“パート・オブ・ミー”(Part of Me)と“ワイド・アウェイク”(Wide Awake)の2曲を発表。

同年、自叙伝ドキュメンタリー『ケイティ・ペリーのパート・オブ・ミー』公開。彼女は2011年に、本国のアメリカを始め、ヨーロッパ各国や日本を含むアジア各国をワールド・ツアーで回ったケイティを追い、彼女の素顔が知れる作品となった。

 

2013年8月12日、先行シングル“ロアー~最強ガール宣言!”(Roar)が全米1位を獲得。ケイティ―を「VEVOで10億回の再生回数を達成した最初のアーティスト」に押し上げた。

10月18日、ポップとダンスに影響を受けた4枚目のアルバム『プリズム』(Prism)を発売。“ロアー〜最強ガール宣言!”とともに、4週連続で全米1位に輝いた“ダーク・ホースfeat.ジューシー・J”(Dark Horse featuring Juicy J)を収録。本作からはこの他に“アンコンディショナリー”(Unconditionally)が全米14位、“バースデイ”(Birthday)が全米17位、“ディス・イズ・ハウ・ウィ・ドゥ”(This Is How We Do)が全米24位とシングルカットされ、ヒットとなった。アルバムは前作に続き、初登場で全米1位。

 

同年、『スマーフ』の続編『スマーフ2 アイドル救出大作戦!』に声優として出演。

 

2015年には、Twitterフォロワー数が最も多い人物としてギネス世界記録に認定された。

 

2016年、経済誌『フォーブス』は、ケイティの純資産が1億2500万ドルであると推定し、収入が4,100万ドルで「音楽界で最も高収入な女性」リストの6位に選んでいる。

2016年ゴールデン・グローブ賞授賞式の関連パーティーをきっかけにオーランド・ブルームと交際を開始、一度破局が発表されたが、後に復縁した事を公表した。

 

2017年、5枚目のアルバム『ウィットネス』(Witness)を発売し、初登場全米1位を獲得。彼女にとって3枚目の初登場全米1位を獲得したアルバムとなった。収録曲である“ボナペティ feat. ミーゴス”(Bon Appétit)のミュージック・ビデオが、「MTV VMAJ 2017」で「最優秀洋楽女性アーティストビデオ賞」を受賞した。前述通り全米1位になった他、全英6位、オリコン19位。

 

同年6月、Twitterフォロワー数が1億人を突破した。その後、Twitterフォロワー数は1.1億人を超え、バラク・オバマ、ジャスティン・ビーバーに次ぎ3位であるという。

 

2019年2月15日、自身のインスタグラムに花をかたどった婚約指輪とオーランドの写真をアップし、婚約を公表した。

5月31日、ゼッドがプロデュースを担当したシングル"Never Really Over",をリリース。

10月16日、チャーリー・プースがプロデュースを手掛けたシングル"Harleys in Hawaii"を

リリース。

 

2020年5月15日、シングル"Daisies" を先行リリース。

8月26日、女児を出産。

8月28日、6枚目のアルバム『スマイル』(Smile)を発売。最新ヒットシングル“デイジーズ”(Daisies)を始め、“ネヴァー・リアリー・オーバー”(Never Really Over)、“ハーレーズ・イン・ハワイ”(Harleys in Hawaii)など、2019年から2020年に発表したヒット曲を収録した今作は、「笑顔や元気、回復力、パワー、癒し」などをテーマにケイティ自身が

アルバム収録曲全曲を手掛けている。

 

 

 

(参照)

Wikipedia「ケイティ・ペリー」「Katy Perry」(英語版)

公式ウェブサイト

katyperry.com

ユニヴァーサルミュージックジャパン「ケイティ・ペリー」

https://www.universal-music.co.jp/katy-perry/