ブルーノ・マーズ(Bruno Mars/本名:Peter Gene Hernandez/1985年10月8日~)は、

アメリカ合衆国の歌手。

グラミー賞11回受賞、ギネス世界記録を2つ獲得している。

 

 

アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル出身。

父親はニューヨーク市ブルックリン区出身で、プエルトリコ人と東欧系(ハンガリー・ウクライナ)ユダヤ人のハーフであるドラマーのピーター・ヘルナンデス、母親はフィリピン出身の歌手、

フラダンサー。

 

プロレスラーのブルーノ・サンマルチノに似ていたことから、2歳の時に「ブルーノ」とあだ名を付けられ、ブルーノ・マーズと改名するまで「ブルーノ・ヘルナンデス」をステージネームにした。

 

幼少の頃から両親や兄姉妹とともにナイトクラブのステージで活動し、やがてエルヴィス・プレスリーやマイケル・ジャクソンの物真似で人気を博す。

1992年、サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)主演の映画『ハネムーン・イン・ベガス』(Honeymoon in Vegas)にも「エルヴィスのモノマネをする子ども」役としてカメオ出演した。

しかし、成長するにつれ、音楽への関心はプレスリーから次第にレゲエ・ロック・ヒップホップとR&Bを織り交ぜた音楽に変化していった。

 

地元ハワイのプレジデント・セオドア・ルーズベルト高校を卒業。

高校卒業後にロサンゼルスへ移住し、プロデューサー・チーム「ザ・スミージントンズ」(The Smeezingtons)を結成。

 

2009年、スミージントンズが手掛けたフロー・ライダー(Flo Rida)の“ライト・ラウンド” (Right Round)が「全米総合シングルチャートBillboard Hot 100」(以下「全米」)で6週連続第1位を

記録、一躍彼らは人気チームとなった。

 

2010年、ラッパーのB.o.B(ビー・オー・ビー)の全米No.1ヒット“ナッシン・オン・ユー”(Nothin' on you)にシンガーとして参加、さらに全米4位になったトラヴィー・マッコイ(Travie McCoy)の“ビリオネア”(Billionaire ft. Bruno Mars)にも客演した。

 

同年7月20日、ファーストシングル“ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー”(Just the Way You Are)をElektra Recordsからリリース。全米1位を4週にわたりキープし、年間シングル売上ランキング

1位を記録した。また、カセットテープをモチーフにしたミュージック・ビデオも話題となった。

 

9月28日、セカンドシングル“グレネイド”(Grenade)が発売されると、これまた全米1位に

4週間君臨し、年間シングル売上ランキング2位を記録。これにより、ブルーノが発表した

2曲が2010年年間シングル売り上げランキング1位2位を独占することとなった。

 

10月5日、ファーストアルバム『ドゥー・ワップス&フーリガンズ』(Doo-Wops & Hooligans)を

発売し、全米アルバムチャート3位を記録。

 

IFPI(国際レコード製作者連盟)発表による「2011年 世界デジタル・シングル売上TOP10」では、“ジャスト・ザ~”が1250万ダウンロードで1位、“グレネイド”が1,020万で2位、シングル発売は翌年2月になる“ザ・レイジー・ソング”も650万で10位と、トップ10に3曲を送り込む。

同年末、シーロー・グリーン(Cee Lo Green)の“ファ★ク・ユー”(F**k You)に作曲とプロデュースで参加。こちらも大ヒットし、「年間最優秀楽曲賞」(SONG OF THE YEAR )と「年間最優秀レコード賞」(SONG OF THE YEAR)の主要2部門にノミネートされた。

 

2011年2月15日、サードシングル“ザ・レイジー・ソング”(The Lazy Song)も全米4位とヒット、前述の通りデジタル・シングルでも前年からランキング入りした。

7月5日、客演したBad Meets Evilの“Lighters”がリリースされ、全米4位とヒット。

8月15日、4枚目のシングル“Marry You”をリリースし、全米85位。

9月27日、映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPart1』に新曲“イット・ウィル・レイン”(It Will Rain)を提供、5枚目シングルとしてリリースし、全米3位を記録した。

 

10月11日、スヌープ・ドッグ&ウィズ・カリファ(Snoop Dogg &Wiz Khalifa ft. Bruno Mars)の

 “ヤング・ワイルド&フリー”(Young, Wild & Free)を手掛け、全米7位のヒットとなる。

11月7日、6枚目のシングル“Count on Me”をリリース。

同年の第53回グラミー賞では6部門でノミネートされ、見事「最優秀男性ポップ・ヴォーカル賞」を受賞。MTV「ヨーロピアン・ミュージック・アワード(EMA) 2011」で最優秀新人賞と最優秀「MTV Push」賞を受賞した。

 

2012年10月1日、7枚目シングル“Locked Out of Heaven”をリリース、全米第1位。

12月10日、セカンドアルバム『Unorthodox Jukebox』をリリース。ソロキャリアで自身初の全米アルバムチャート第1位を達成。

 

同年の第54回グラミー賞では“2年連続6部門ノミネート”という快挙を達成。

 

2013年1月15日、8枚目シングル“When I Was Your Man”をリリース。全米第1位を記録。

5月10日、9枚目シングル“Treasure”をリリース、全米5位。

 

9月10日、10枚目シングル“Gorilla”リリース、全米22位。

11月26日、11枚目シングル“Young Girls”リリース、全米32位。

 

2014年11月10日、Mark Ronsonがリリースした“Uptown Funk”に客演し、全米第1位を記録。

同年度グラミー賞受賞。

 

2016年10月7日、新しいアルバムからの先行発売で、通算12枚目のシングルとなる

タイトルトラック“24K Magic”リリース、全米4位。

 

11月18日、サードアルバム『24K Magic』リリース、全米アルバムチャート2位。

 

2017年1月30日、13枚目シングル“That's What I Like”、全米第1位を記録。

6月12日、14枚目シングル“Versace on the Floor”リリース、全米33位。

 

2018年1月3日、15枚目シングル“Finesse” を『24K Magic』からカット。

カーディ・B(Cardi B)とコラボした同曲は「MTVビデオ・ミュージック・アワード」の「Video Of The Year」にノミネートされた。

 

2019年7月12日、エド・シーランのアルバム『No.6 コラボレーションズ・プロジェクト』収録の“BLOW”に、カントリーシンガー、クリス・ステイプルトンとともに客演。ハリウッドにある有名なロック・クラブ「ザ・ヴァイパー・ルーム」で撮影を行ったミュージック・ビデオの監督も務めた。

 

2020年、ウォルト・ディズニー社と新たに契約。米『Deadline』によると、ブルーノはディズニーの最新映画に主演で出演するほか、プロデューサーとしても作品に携わるという。

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「ブルーノ・マーズ」

公式サイト

brunomars.com

ワーナーミュージックジャパン「ブルーノ・マーズ」

https://wmg.jp/brunomars/profile/

rockin’on.com

https://rockinon.com/news/detail/187583

https://rockinon.com/news/detail/179446

FRONTROW

https://front-row.jp/_ct/1735921