大塚 雄三(おおつか ゆうぞう/1979年8月27日~)は、日本のシンガーソングライター。元「CHARCOAL FILTER」のヴォーカリスト。

 

 

 

東京都杉並区出身。

 

曾祖父・武三郎は大塚製薬の創業者、祖父・正士、伯父・明彦は大塚製薬の元社長、

大叔父・芳満は大塚製薬元会長、同じく大叔父の公は大塚化学元会長、大叔父の正富はアース製薬元社長、父・雄二郎は大塚化学ホールディングスの元会長、兄・太郎は大塚倉庫会長と、大塚製薬の創業家一族の家系に育った。

 

慶應義塾高等学校卒業、慶應義塾大学中退。

 

1986年、慶應義塾幼稚舎入学。高野真太郎と出会う。

幼い頃から歌うことが好きで、小学校時代は有志の合唱団にも所属していた。

 

1995年、吹奏楽部員同士の小名川高弘・安井佑輝・高野真太郎でバンドを結成し、

Green Dayのコピーを中心に活動を始める。

大塚は高校1年の頃、バンドでGreen Dayのコピーをしたいと思い、同じクラスの友人を誘ったが、その友人がX JAPANのファンだったため、結局上手くいかなかった。

 

1996年、高校2年になり、高野のバンドがヴォーカルを探していると聞きつけた大塚が、小名川高弘・安井佑輝と出会う。

4人で試しにスタジオに入り、大塚がGreen Dayの“Basket Case”を歌ったところ、

その場ですぐにメンバーとして迎え入れられ、小名川高弘(リーダー/G)、大塚雄三(Vo)、安井佑輝(B)、高野真太郎(Ds)が揃う。

同年、学園祭にて初ライヴ。

 

結成当初のバンド名は「Selfish」だったが、プロに同名のバンドがいることを知り、

「Sweet dog」に改名。候補としてはその他に「Easy Chair」、「Chopstick」などがあった。

その後、高野がサポートしているバンドが「チャコールフィルター」と名乗っていることを知った大塚が、「チャコフィル」という略称を気に入ったため、

彼らの了承を得た上でバンド名を譲り受け、「CHARCOAL FILTER」となる。

英字表記のみならず、片仮名表記もテレビや雑誌、メンバーのサインなどで頻繁に使用され、正式表記に準ずるものとなっている。

片仮名では「チャコールフィルター」と続けて書くのが正式であり、中黒(・)は付けない。

また、英字で表記する場合は全て大文字で表記するのが正式だが、

グッズなどではデザイン上「Charcoal Filter」としているものもある。

 

1997年、吉祥寺「ZeN」にて、初の有料ライヴを行う。

「Teen's Music Festival」に初出場を果たす。

ラジオに初出演を果たし、オリジナル曲のデモテープが電波に乗る。

作詞の大半が大塚によるもの。一部他のメンバーによる単独、メンバー2人もしくはメンバー全員による共作もある。

作曲は初期の作品は4人で手掛けたものが多いが、シングル“卒業”からはメンバー単独、メンバー2人での共作が増えた。単独では小名川と安井の楽曲が多く、高野の楽曲は非常に少ない。大塚による楽曲も少ないが、最大のヒットシングル“Brand-New Myself ~僕にできること”を手掛けている。

 

 

1998年、メジャーデビューを目指し、渋谷「CYCLONE」を中心にライヴを多数行う。

 

 

1999年、所属事務所であるPOWERPOP & Co.と契約。プロとしての活動が始まる。

ニューヨークにて2週間かけ、デビュー曲など数曲をレコーディング。

8月1日、1,000枚限定生産のインディーズ盤『Gimme a light』をライヴ会場で販売開始。

9月17日、『Gimme a light』を全国レコード店で発売。

11月1日、POWERPOP RECORDS.COMからシングル“I start again”をリリースして

CHARCOAL FILTERとしてメジャーデビュー。

 

 

2000年2月2日、2nd シングル“Life goes on”発売。

5月17日、3rd シングル“Don't miss it”発売。

タイアップされた大塚ベバレジ「MATCH」のCMにメンバー自ら出演。

 

6月21日、4th シングル“Tightrope”、1stアルバム『Spiky』同時発売(アルバムの通算枚数表記に、インディーズ発売の『Gimme a light』はカウントしていない。以下同)。

7月・8月、初のワンマンライヴ「Spiky night」を東京・福岡にて行う。

 

 

2001年3月9日、インディーズレーベルbariyoka.comより、九州限定でシングル“絆”発売。

日本コロムビアに移籍。

6月1日、5thシングル“はじけよう”発売(シングルの通算枚数表記に、インディーズ発売の“絆”はカウントしていない。以下同)。大塚ベバレジ「MATCH」CMソング。

 

9月26日、6thシングル“孤独な太陽”発売。

11月1日、2ndアルバム『PANIC POP』発売。

 

 

2002年1月30日、亀田誠治氏をプロデューサーに迎え、7thシングル“卒業”発売。

 

5月1日、大塚が作詞・作曲した8thシングル“Brand-New Myself ~僕にできること”発売。オリコン16位、20万枚を超えるヒットとなる。大塚ベバレジ「MATCH」CMソング。

 

主題歌・挿入歌がタイアップされ、メンバーも出演した映画『BOM!』が公開される。

“Happy hungry days”がケンタッキーフライドチキンCM曲となる。

 

9月4日、3rdアルバム『MADE IN Hi-High』発売。オリコン初登場6位を記録。

オフィシャルファンクラブ「Team PHILTER」発足。

10月2日、大塚と小名川が「ジョン・レノン音楽祭2003 Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」に出演。

12月11日、9thシングル“White winter song”発売。オリコン19位を記録。

 

 

2003年1月1日、1st DVD & VHS『CHARCOAL FILTER MEN SOUL』発売。

4月5日に日比谷野外大音楽堂にて「わくわくチャコールフェア2003」を開催。

以降、春の恒例イベントになる。

同年、WARNER MUSIC JAPANに移籍。

5月21日、10thシングル“やさしさライセンス/BY MY SIDE”発売。オリコン27位を記録。“やさしさライセンス”は大塚ベバレジ「MATCH」CMソング。

 

7月9日、ベストアルバム『C☆BEST+ Flying Hi-High』発売。

 

初のホールツアー"Hallin' Love"(全7公演)を行う。

8月6日、11thシングル“虹”発売。オリコン30位。

 

メンバー全員で富士山登頂を果たす。

ニッポン放送主催イベント「こんなのアリ~な!? アマゾン」に出演。

9月25日、4thアルバム『HAPPY SET』発売。

 

学園祭ツアー「school party tour “KINGDOM”」全17公演を行い、

この年の「学園祭キング」になる。

同年、大塚にポリープができ、一時期声が出にくくなったが、

2005年後半頃から再び出るようになった。

“Brand-New Myself ~僕にできること”を、ビビアン・スー(Vivian Hsu、徐 若瑄〈シュー・ルオシュエン〉)が中国語でカヴァーし、台湾で大ヒットする。中国語タイトルは“決定愛你”。

 

 

2004年2月21日、2nd DVD『わくわくチャコールフェア2003をチャコールフィルターと観るDVD ~雨で濡れ濡れ注意報2003~2004への道~』発売。

日比谷野外大音楽堂にて"わくわくチャコールフェア2004"を開催。

4月6日にCLUB 24 YOKOHAMAにて「スプリンターツアー2 ファイナル 47都道府県ワンマン制覇記念ライヴ」を行う。

7月22日、12thシングル“one Days”発売。

 

9月23日、5thアルバム『CHARCOAL FILTER』発売。

なお、アルバムのジャケット写真で煙草を大量に加えているのは大塚である。

 

渋谷公会堂にてライヴ「Re:HOME」を行う。

青山のカフェを貸し切り、デビュー5周年記念カフェ"chafé"を開店。

Shibuya O-Eastにて"5th Anniversary Special Live Party"を開催。

 

 

2005年3月18日、3rd DVD『わくわくチャコールフェア2004をチャコールフィルターと酔うDVD ~日比谷の空も涙したカメラ壊れて山根も号泣の巻~』と、4th DVD『5th Anniversary Special Live Party at Shibuya O-East』を同日発売。

日比谷野外大音楽堂にて"わくわくチャコールフェア2005"を開催。

5月11日、『Gimme a light 2』をインディーズレーベルから5,000枚限定で発売。

「Japan tour, 47」にて47都道府県を全て廻る。2度目の全都道府県制覇達成。

 

 

2006年2月8日、日本クラウン移籍第一作としてミニアルバム『心の来た道』発売。

3月18日、5th DVD『わくわくチャコールフェア2005 ~積もる話をツモりながらCHARCOAL FILTERとテンション点棒あがるDVD & LIVE 2005』発売。

日比谷野外大音楽堂にて"わくわくチャコールフェア2006"を開催。

6月7日、13thシングル“一人じゃとても歩けない世界の上で”発売。

 

オムニバスアルバム『Gimme MUSIC』に参加。

7月25日、6th DVD『「2006 心の行く道」ツアーファイナル 2006.5.27 SHIBUYA CLUB QUATTRO』発売。

 

 

2007年1月10日、アルバム『Everything you know is wrong』発売。

 

3月に、バンド解散を発表

4月7日、日比谷野外大音楽堂にて「わくわくチャコールフェア2007 the final」を開催。

6月2日、「CHARCOAL FILTER LAST event PARTY」DUO MUSIC EXCHANGE(渋谷)。

6月13日、『The Best History of CHARCOAL FILTER』発売。

7月5~24日、CHARCOAL FILTER LAST TOUR 「TheBesT」

7月25日、最後のオリジナルアルバム『素晴らしい日々へ』発売して

CHARCOAL FILTERは解散した。

 

 

リーダーの小名川高弘は、2006年7月19日に「Konagawa Takahiro」名義で、

アルバム『The first tears』でソロデビューを果たした。

バンド解散後はバンドプロデューサーを務めていた

亀田誠治の事務所「誠屋」に入り、プロデュースに関わっている。

 

ベースの安井佑輝は2008年 同じくCHARCOAL FILTERの元メンバーである

高野真太郎と共にLibertasを結成。

 

ドラムスの高野真太郎は、2005年夏にはパラソルパラサイトのサポートをした。

同年秋からHARRY(元THE STREET SLIDERS)のライヴやレコーディングのサポートを実施。

2008年、ベースの安井とLibertasを結成。

 

大塚雄三は、様々なアーティストなどに楽曲提供も行っていたが、

CHARCOAL FILTER解散後、広告代理店「アサツー ディ・ケイ」勤務を経て、

自身の会社「株式会社Yellowship&co.」で代表取締役を務める。

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「大塚雄三」「CHARCOAL FILTER」

CHARCOAL FILTER公式サイト

powerpop.co.jp/artist/cf/index.html