高橋 ジョージ(たかはし ジョージ/本名:高橋 恭司 たかはし きょうじ/1958(昭和33)年8月13日~)は、宮城県出身の歌手、タレント。

ロックバンド「高橋ジョージ&THE 虎舞竜」のヴォーカルを務める。

 

 

 

宮城県栗原郡(現:栗原市)出身。

1966年、当時小学3年だった高橋と小野寺(後にTHE 虎舞竜に加入するリッキー小野寺)が偶然にも同級生となり意気投合、“逝ってしまったあの娘”を二人で作詞、作曲し、「オリックス」というバンドで活動を始める。

 

岩手県立一関工業高等学校中退、

仙台育英学園高等学校中退。

 

1976年、上京した高橋は50’Sロックンロールバンド「ジャスティン」に加入。

やがてリッキーと合流し共同生活を始め、「ビートクラブ」を結成、

ランデブーなど原宿を中心に活動。

その後、安岡力也と「力也&クロコダイル」に参加し、ニューイヤーロックフェスや野音のステージに立ちながらオリジナルバンドの結成を目指す。

 

当初は芸能事務所、株式会社ビーイングに所属し、ロックンロールバンド「TROUBLE」(トラブル)を結成。キャバレーやライヴハウスを中心に活動しつつ、

当時ジョージはデモテープを持って全てのレコード会社をまわった。

1962年のビートルズデビュー、1972年のキャロルデビューにあやかり、

1982(昭和57)年、シングル“Mr.リッケンバッカー”でデビュー。

高橋はキャロル時代の矢沢永吉と同じく、リードヴォーカルとベースを担当した。

同年、ファースト・アルバム『ザ・トラブル1982』をリリース。

計5枚のシングルと3枚のアルバムをリリースするが、3年で解散してしまう。

 

1985(昭和60|)年、3年間活動した「TROUBLE」の解散後、

高橋はニューヨークでライヴ活動を始める。

帰国後は、舘ひろしの楽曲のカヴァーや、秋元康作詞による作品などを発表した。

 

1989(平成元)年、元キャロルのギタリスト二人、ジョニー大倉と内海利勝、THE 虎舞竜でも一緒になるドラマー田中清人とともに「THE PLEASE」を結成。高橋はベースを担当するだけでなく、大倉とともにリード・ヴォーカルと作詞・作曲も担当。

同年9月5日、シングル“BOADERLESS / PEACE VOICE”を徳間ジャパン/meldacから

リリースし、デビュー。

同年10月21日、ミニ・アルバム『THE PLEASE』をリリース。

 

 

1990年1月21日、初のフル・アルバム『夜明け前』をリリース。

シングル合計2枚、ミニアルバム1枚を含めアルバム合計4枚をリリースした後、

1992年に解散。

 

1992(平成4)年、「ザ・トラブル」としてバンド活動を再開。

同年、インディーズ盤シングル“こっぱみじんのR&R”とのカップリングで

“ロード”と“道化師(ピエロ)”をリリース。

しかし、このシングルはほとんど宣伝されず、当初500枚程しか売れなかった。

同9月、日本テレビの深夜番組オーディションで高橋が“ロード”を歌唱。

“ロード”はファンからの手紙を元に制作した楽曲だった。

これが、この時のディレクターの目に留まり、「ロード特集」が放送された。

同10月、カップリング曲だった“ロード”が突如有線放送でチャート上昇。

メジャーレーベルmeldac(現:徳間ジャパン)が、“ロード”をメインにしたリニューアルを切望。

 

 

1993(平成5)年、バンド名を「THE 虎舞竜」(ザ・とらぶりゅう)に改名、

1月21日にリリースした“ロード”が、約220万枚を売り上げるヒット曲となり、

日本レコード大賞「ヒットシングル賞」を受賞。一躍有名となった。

同曲は他に、93年度日本有線大賞、有線音楽優秀賞受賞、

全日本有線放送大賞/特別賞/審査委員会最優秀賞受賞、

第8回日本ゴールドディスク大賞/ベスト5シングル賞受賞を受賞。

 

1994(平成6)年、“ロード”のヒットを受けて製作された続編“ロード-第2章-”、

1995(平成7)年、同じく続編の“ロード-第3章-”をリリースし、

それぞれトップ10入りするヒット、

シリーズ累計では350万枚以上のセールスを記録している。

 

 

2003(平成15)年、ロードの全13楽章を収録したアルバム『THE ROAD』発売。

コンサートツアーで上映された、映画『ロード』DVDとの2枚組。

 

 

2004年頃から、テレビのバラエティ番組やドラマ、映画など、

タレント活動や俳優業などの活動にも意欲的に取り組むようになる。

 

 

2008(平成20)年6月、岩手・宮城内陸地震が発生、

高橋の出身地である宮城県北部は大きな被害を受けた。

高橋はその翌月、妻とともに地元新聞社を訪問し、義援金を手渡した。

さらに、『頑張れ! 花山・栗駒 -震災乗り越えみんなで復興- 』と題した復興支援ライブを、

稲垣潤一やさとう宗幸ら、同郷のミュージシャンとともに開催した。

同年9月、高橋の初めての自伝的小説『東北ロックンロール物語』が発売。

 

 

2011(平成23)年 10年ぶりとなるアルバム『Tears☆2011』をリリース。

 

 

2015年8月25日、タレントマネージメント業務をスタッフ・アップから、

かねてからの個人事務所、株式会社トランプスで継続。

同年9月2日、出演したNHKドラマ10『美女と男子』の役名である「たどころ晋也」名義で、マキシシングル“ハローマイラブ!/ふたり〜One Day”をリリース。

10月28日、アルバム『たどころ晋也・ゴールデンヒッツ』発売。

ドラマの役名「たどころ晋也」でリリースしたシングル“ハローマイラブ!”、“ふたり ~One Day”、“Good Bye My Baby … そやけど好っきやねん”の3曲がリード曲となる、たどころ晋也が現実の世界で発表した名曲集。

 

ドラマをイメージして書き下ろされた楽曲と、撮影中に他界した高橋ジョージの

父親への思いを綴った“オヤジが死んだ夜”などを収録した、

高橋ジョージ&THE虎舞竜名義によるアルバム。

このアルバム以後、バンド名を「高橋ジョージ & THE虎舞竜」とした。

これ以降、タレント活動をセーブし、レコーディング中心の活動を行う。

 

 

2017年12月13日に自伝的ヒストリーアルバム『原宿★ロックンロール★ヒーローズ』を発売。

ボーナストラックとして、16年振りのロードシリーズの新曲

“ロード~第十四章=愛別離苦”を収録。

 

 

2018年2月21日、記録的なヒットとなった“ロード”のリリースから25周年を記念した

アニバーサリーアルバム『ロード ザ・ベスト〜25th anniversary』を発売。

このアルバムに収録された“ロード”は、高橋ジョージにとっての聖地である

「アビーロードスタジオ・ロンドン」で再録音されている。この他、1992年にザ・トラブル名義で発表された“ロード”のオリジナル・バージョンも収録。

 

 

 

私生活では、一度の離婚歴を経て、

1998(平成10)年、タレント・三船美佳と、彼女の16歳の誕生日当日である

9月12日に結婚。24歳年下との歳の差婚と話題になったが、
2016(平成28)年3月29日、協議離婚が成立。高橋は二度目の離婚となった。

 

 

 

(参照)

Wikipedia「高橋ジョージ」「THE 虎舞竜」

高橋ジョージ& THE 虎舞竜 公式ホームページ

toraburyu.com