アリアナ・グランデ(Ariana Grande/漢字表記: 愛莉杏菜/1993年6月26日~)は、

アメリカ合衆国のシンガーソングライター、女優。

 

 

フロリダ州ボカラトンで、イタリア系の血を引くアメリカ人の家庭にて誕生した。

母のジョーン・グランデは海軍のコミュニケーション商品を扱う企業のCEO、

父のエドワード・ブテラはグラフィックデザイナー。

父親の違う兄のフランキー(Frankie Grande)は俳優として活動している。

 

幼少時から歌唱を好み、サウスフロリダのフィルハーモニーに入団し活動。

若干8歳にしてフロリダのNHLアイスホッケーのゲームで国歌斉唱しTVデビュー。

10歳でグループ「Kids Who Care」を結成した。

 

2008年、ブロードウェイミュージカル『13』でチアリーダーのシャーロット役でデビュー。

2010年からニコロデオンのシットコム『ビクトリアス』(ヴィクトリア・ジャスティス主演)で

レギュラー陣の一人キャット・バレンタイン役を演じ、人気を博す。

(ニコロデオン:アメリカ合衆国の幼児・児童向け専門ケーブルテレビチャンネル)

(シットコム:シチュエーション・コメディの略で、テレビやラジオでのコメディドラマの一種)

 

2011年、シットコム『iCarly』(ミランダ・コスグローヴ主演)にゲスト出演を果たす。

同年12月にデビューシングル“プット・ユア・ハーツ・アップ”で歌手デビューする。

 

2012年に「ミーカ」のシングル“ポピュラー・ソング”に客演参加した。

 

2013年、『ビクトリアス』と『iCarly』のスピンオフドラマ『サム&キャット』で主演を果たす。

同年に初公開された作家ゴードン・コーマンの同名小説を原作とする

TV映画『Swindle』にアマンダ・ベンソン役で出演した。

 

同年3月26日、歌手デビューアルバムからの先行シングル“ザ・ウェイ”をリリース。

ラッパーのマック・ミラーと共演した同曲はBillboard Hot 100チャートで最高位9位を記録。

 

7月22日には“ベイビー・アイ”、8月6日には“ライト・ゼア”をリリースした。

8月30日、デビューアルバム『ユアーズ・トゥルーリー』をリリース。

 

米国で発売初週に13万8000枚を売り上げBillboard 200チャートで初登場1位を記録。

リリースに先立って北米ツアー「The Listening Sessions」を行った。

12月13日、EP『クリスマス・キス』をリリースした(日本盤は翌年リリース)。

収録された4曲はすべてシングルカットされた。

同年12月31日に初来日し、翌2014年1月8日まで滞在。

なおグランデは、初来日を含めて2014年に4回来日している。

2月5日、日本でも『ユアーズ・トゥルーリー』が発売され、オリコンアルバムチャート3位を記録。

 

2014年4月28日、シングル“プロブレム”をリリースし、

初週に43万5000ダウンロードを記録してBillboard Hot 100チャートで初登場3位を記録。

チャートの最高位は2位に達した。

 

同年7月3日に“ブレイク・フリー”、同月29日にはジェシー・Jとニッキー・ミナージュの

両者との共演が話題になった“バン・バン”を発表した。

 

同年8月22日(日本では27日)、セカンドアルバム『マイ・エヴリシング』をリリース。

前作に続き、Billboard 200で最高1位を記録した。

 

9月4日、同年のNFL開幕戦の試合前に、アメリカ国歌を斉唱した。

9月30日には“ラヴ・ミー・ハーダー”がシングルカットされ、最高位7位まで上昇した。

同曲はニュージーランドでは11月21日にEPとしてリリースされてた。

11月24日にシングル“サンタ・テル・ミー”を公開し、

12月3日に日本でリリースされた『クリスマス・キス』(日本盤)に収録した。

2015年2月10日には“ワン・ラスト・タイム” (en:One Last Time (Ariana Grande song))も

シングルカットされた。

 

2015年2月25日より世界ツアー「ハネムーン・ツアー (en:The Honeymoon Tour)」開始。

北米、欧州、アジアの一部をまわる本ツアーは、早期の商業的成功に伴い、

中南米も含め追加公演が実施され、1400万ドル以上を稼ぎ出した。

 

同年6月にはリミックスアルバム『ザ・リミックス』を日本国内限定でリリースした。

10月30日にはシングル“フォーカス”をリリース。

12月18日には2作目のクリスマスEP『クリスマス&チル』を配信限定でリリースした。

 

2015年に、ライアン・マーフィー制作、FOX放送コメディホラードラマ『スクリーム・クイーンズ』(同年秋放送開始)に準レギュラー出演することが発表された。

 

2016年3月11日、3枚目のアルバム『デンジャラス・ウーマン』の表題曲

“デンジャラス・ウーマン”を先行シングルとしてリリース、

5月2日には“イントゥ・ユー”をリリースした。

5月20日にアルバム『デンジャラス・ウーマン』が全世界同時にリリース。

 

8月30日には“サイド・トゥ・サイド”をシングルカットしている。

9月にはマック・ミラーのシングル“マイ・フェイバリット・パート”に客演参加。

マック・ミラーとの共演は2013年の“ザ・ウェイ”以来となった。

 

2017年5月22日、マンチェスター公演終了直後に会場のマンチェスター・アリーナ内で

自爆テロが発生し、観客を中心に22人(被疑者を除く)が死亡、59人が負傷。

この影響で6月5日までに予定されていた公演が中止となった。

マリアナは6月4日にマンチェスターで「One Love Manchester」と題した慈善公演を開催。

同公演にはコールドプレイ、ジャスティン・ビーバー、ケイティ・ペリー、

リアム・ギャラガー等が参加。

公演前日にマリアナは、自爆テロの被害者が入院する病院を訪問した。

ツアーは6月7日のパリ公演より再開し、9月20日の香港公演を以て終了した。

 

 

2018年4月20日、4作目のアルバム『スウィートナー』からの先行シングル

“No Tears Left to Cry”を発表し、シングルチャートBillboard Hot 100で最高3位を記録。

同年7月13日、先行シングル第二弾“God Is a Woman”をリリース。

8月17日にアルバム『スウィートナー』をリリースし、Billboard 200で1位を記録した。

 

同年11月3日、シングル“thank u, next”をリリースし、

グランデ自身初めてBillboard Hot 100で1位を獲得した。

 

2019年1月18日にはシングル“7 rings”をリリースし、

前作に続きBillboard Hot 100で1位を獲得した。

 

同年2月8日、前作から6カ月という短いスパンでアルバム『thank u, next』をリリース。

全米、全英アルバム・チャートで再度ダブル1位に輝いたうえ、

Apple MusicやSpotifyなどでの様々な“史上初”の記録を打ち立てた。

また、シングル“break up with your girlfriend, i’m bored”も同日にリリースされ、

Billboard Hot 100で2位を獲得した。

 

2019年2月20日付けのBillboard Hot 100において、“7 rings”が1位、

“break up with your girlfriend, i’m bored”が2位、“thnk u, next”が3位を記録し、

アリアナのシングルが上位3位を独占。上位3位独占は1964年のビートルズ以来、

女性ソロ・アーティストとしては史上初の快挙となった。

 

同年3月には、アルバム『スウィートナー』と『thnk u, next』のプロモーションのため、

「スウィートナー・ワールド・ツアー」を催行した。

12月23日、初のライヴ・アルバム『k bye for now (swt live)』を配信。

 

2020年5月29日、レディー・ガガ(Lady Gaga)の最新スタジオ・アルバム

『Chromatica』(クロマティカ)から先行リリースされたシングル

“Rain On Me”で、アリアナはガガと初共演した。

 

他アーティストへの客演はこれ以前から盛んに行っており、

2014年には、ニッキー・ミナージュのアルバム収録曲“Get on Your Knees”に参加。

2015年にリリースの“デボラのテーマ”ではアンドレア・ボチェッリと共演。

因みに同作のミュージックビデオは東京の浅草で撮影された。

同じく2015年にカシミア・キャットがリリースした“Adore”に参加。

フー・イズ・ファンシーの “ボーイズ・ライク・ユー”では

メーガン・トレイナーとともに参加している。

 

 

 

アリの豆知識。

 

アリアナはヴィーガンであり、また親日家であることを公言している。

MVの中に唐突に使われている日本語を探したりするのも一興である。

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「アリアナ・グランデ」

Ariana Grande(公式サイト)

arianagrande.com

UNIVERSAL MUSIC JAPAN 「 アリアナ・グランデ 」

universal-music.co.jp/ariana-grande