穏かで情緒豊かな詩ですね。

のんびりと友を訪ねる詩人の姿が目に浮かぶようです。

★あちらの川を渡り、またこちらの川を渡り、あちらで花をながめ、またこちらで花を眺める。ここちよい春風に吹かれ、川ぞいの道を歩いているうち、いつの間にか君の家にたどりついた。

★実に飾りっけのない、そのままをすなおに詠った優しい詩である。それでいて、読みおえたあと、余韻と、爽やかな心地よさを感じる詩。感情を込めて声を出し、朗唱してみて下さい。まるで、俳句のような響き、風雅なおもむきを感じます。