今月の課題吟は、李白の(つと)(はく)(てい)(じょう)を発す」です

★朝早く、美しい雲のたなびく白帝城を発ち、千里彼方の江陵まで、わずか一日で行った。切り立つ両岸の山の上では、猿が絶え間なく啼いている。私の乗った小舟は、いく重にも重なる山々の間を、滑るように通り過ぎていったのである。

■この詩は李白の代表作の一つであり、美しい自然をバックにしたスケールの大きい詩です。また、白帝、彩雲の語に色彩を感じ、美しい朝の情景を演出しています。更に軽快なリズム、スピードを感じる名作ですね。

 

詩吟教室では、課題吟と自由吟の練習をします。