「早に白帝城を発す」  李白

朝早く、美しい雲のたなびく白帝城を発ち、千里もあるかのような、はるか彼方の江陵まで一日で行った。両岸の山の上では、

猿が絶え間なく啼いている。私の乗った小舟は、幾重にも

重なる山々の間を、通りすぎていった。

 

李白の最も有名な漢詩ですね。また「白帝」「彩雲」など、鮮やかな色彩を感じさせる語が印象的ですね。

更に、「千里の江陵一日にしてかえる」などは、李白らしい豪快な

表現で、スピード感を感じさせます。