今日はNHK文化センター松山教室で詩吟教室でした。

課題吟は乃木希典の「金州城下の作」です。

これは、日露戦争で、203高地での激戦のあと、南山の戦跡で戦死者の墓標にビールを供え、英霊を弔ったときの詩です。

戦争の悲惨さ、無常感が漂い、希典の万感の想いを込めた作品です。希典の人柄がしのばれます。

また多くの兵士を戦死させたことを、詩・「凱旋」で「はず我何の顔あってか父老にまみえん」と詠んでいます。

希典は、明治天皇の御大葬のとき静子夫人と共に、殉死しました。享年64歳。