こんにちは。
これまでの泉南市では、商業の分野に対しての支援が非常に弱い状況でありました。
写真を見ていただいてもわかるように、商工費や農林水産費といった分野に対する予算が明らかに低い状態です。
そこで、令和5年第2回定例会一般質問において、商業活性化に向けての提言をさせていただいていました。
そして、令和6年度予算で、私が選挙公約で掲げていた取り組みの一つ、空き店舗対策家賃補助事業が空き家対策事業へと拡充されました。
拡充された内容は下記の通りです↓
・これまでの空き家店舗対策家賃補助事業
空き店舗を活用して事業を始める方に、当該店舗の家賃2分の1の額(上限3万円まで)を補助金として交付。
↓↓↓↓↓
・拡充された空き店舗等対策事業
買取補助最大165万円、改修補助最大72万円、家賃補助最大5万円に拡充。
さらに、
ふるさと納税型クラウドファンディングの実施決定!
一般的な補助金は団体に対して出されることが多く、既存の組織に属していない人はなかなかその対象になりませんでした。そういった状況では、泉南市の商業を活性化することは難しいと考え、令和5年第2回定例会一般質問において、個々の事業者が活用できるような補助制度の必要性を提言させていただきました。
泉佐野市発案で始まったふるさと納税型クラウドファンディング(資金調達)ですが、2020年には5,5億円、2021年には20億円、2022年には44億円という資金調達に成功しています。
満を持して、泉南市でもふるさと納税型クラウドファンディングを実施することになりました。
ふるさと納税品に結びつけることで活用できる制度でありますので、多くの方が活用いただける制度です。
空き店舗対策事業と、ふるさと納税型クラウドファンディングを掛け合わせることで、大きな支援につながるのではないかと考えています。
そして、
これらの支援メニューの周知をしっかりと行い、一人でも多くの方に活用いただくことが重要です。
そのために、
商工会との連携、説明会や勉強会の開催をしっかりと行なっていただくように提言をさせていただきました。
おまけ
冒頭で泉南市では、商工費や農林水産費への予算が非常に低いと書きました。
なぜ、これらの分野への予算配分が低いのかということです。
一言で言えば財政に余裕がないからです。
泉南市では平成22年から令和5年まで、財政早期健全化宣言が発出された状態となっていました。
財政早期健全化宣言について詳しくはこちらをご覧ください>>>
簡単に言うと、財政が厳しので立て直しの間、市民サービスなどが低下しますが、我慢の上、協力してください。と言うことです。
そんな中、皆様の生命に直接かかわらないような、市民サービスをカットしてきました。
それが、商工費や農林水産費、さらには、道路舗装や公共施設メンテナンスなどです。
そのおかけで、令和5年には一定の危機は脱したと言うことで、財政早期健全化宣言は解除されることになりました。
だからと言って、決して財政に余裕があるというない状態です。
そんな中、泉南市の活力に直結する、商工費や農林水産費などへの予算配分も現実的な路線で拡充していかなければいけないと考えています。