想定内 | 井上穣のブログ

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先日のセッションである選手から質問を受けました。

 

「どのようにしたらいつも平常心でいられますか」

 

最近身の回りで予想もつかないような出来事が頻発し、動揺で練習に身が入らないというものでした。

 

 

メンタルの影響はパフォーマンスに大きな影響を与えることは言わずもがなです。

 

それは試合やセレクション、昇段審査など大きなプレッシャーがかかる大舞台だけに限らず、日頃の練習やトレーニングに関しても言えます。

 

日頃のトレーニングの質に大きく影響を与えます。

 

 

どんなに体の状態が良くても、前日に彼女にフラれたら力入りませんよね笑

 

 

 

それはさておき今回僕が選手に伝えた対策は…

 

 

 

「意識の数」を増やすことです。

 

 

意識の数とは、言い換えると意識できる量・質・範囲・期間のことです。

 

意識の数が増えると、多くのことを「想定内」にすることができます。

 

 

ポイントは「想定内」=「予想していた」さらには「そうなるだろうと思って準備していた」ということです。

 

自分が想像できないこと、準備していなかったことが起こると、その内容によって様々な感情が湧いてきます。

 

イライラしたり、悲しくなったり、カッとなったり、切なくなったり、ムカついたり…。

 

 

ある程度予想ができていれば「あ、やっぱりそうきたか」となり、大きな動揺を防げます。

 

さらに準備ができていれば「そう来ると思ってこうしといたよ」となります。

 

 

 

スポーツであれば状況に合わせたパターン練習はどのような種目でもあるはずです。

 

それは突然そのような状況になっても対応できるように。

 

 

 

日常的にも意識の数を増やすこと(=準備済み、予想済み)は平常心を保つ練習になります。

 

心の大きな浮き沈みがなければ、メンタルから来るパフォーマンスの低下は最小限に抑えられます。

 

 

 

選手であれば常に高いパフォーマンスを発揮するために。

 

 

トレーナーであれば、心身の状態が変わる選手に対して、常に最適なトレーニングが提供できるように。

 

選手がそんな状態だと知らなかったので今日はサポートできません…じゃ話になりませんので…。

 

 

 

ただし…

子供達の行動はいつも予測不可能で常に振り回されています…