金曜日のお楽しみは、
地元KBCテレビの「カンゲキ!博多座」
その名の通り、博多座で上演される
舞台を紹介する番組。
当然、今週は8日開幕の
スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」
職場の友人に、初演1986年の南座(左)と
2008年の博多座のパンフを借りて読んだ。
どちらもとても面白かった。
初演のパンフからは、三代目猿之助の
スーパー歌舞伎に対する熱い情熱を感じた。
「歌舞伎」を名乗りながら、
明治以降は「歌」「舞」を疎かにし、
「伎(芝居)」に偏重していると、
ケレン味たっぷりのスーパー歌舞伎を。
なるほど「歌」「舞」「伎(芝居)」
これこそ「和製ミュージカル」じゃん。
2008年のパンフには、
劇団☆新感線のいのうえひでのりも登場。
「阿弖流爲」を観た猿之助が、
「ギャグを抜けば歌舞伎になる」と。
その後、本当に「歌舞伎NEXT」に。
めちゃめちゃ良かったもんなぁ。
今度の「朧の森に棲む鬼」も楽しみ♪
2008年の博多座では、猿之助は演出のみ。
主演は市川右近と市川段治郎。
2人とも今は澤瀉屋を離れている。
そりゃまぁね。
そして四代目猿之助など、
いなかったかのような報道ばかり。
仕方ないけどさ。
コロナがなかったら、ステアラで
四代目の「ヤマトタケル」を演る筈だった。
歌舞伎座で團十郎の襲名披露公演、
同時期にステアラでスーパー歌舞伎。
東京オリンピックに合わせ、
派手に興行を打つはずだったのに。
最初に観た歌舞伎が、博多座の
スーパー歌舞伎「ワンピース」の私。
一般販売で買ったのに、すっぽんの目の前
という超良席で、すっかり嵌ってしまった。
「ヤマトタケル」は四代目の襲名披露を
シネマ歌舞伎で。
ウルトラCの襲名で、歌舞伎の内容と
実話がリンクしちゃって。
初演のは、友人にDVDを借りて見た。
今から20年近く昔の作品なのに、
とてもモダンな感じで驚いた。
三代目猿之助って、ほんとに凄い才能ね。
家庭を省みる時間など惜しかったのかな。
でも、それが最後に色々影響したのかも😞
「カンゲキ!博多座」では、中村隼人は
「スーパー歌舞伎に出るのは最後かも」と。
ええ〜、そりゃ澤瀉屋の人じゃないし、
ワンポイントリリーフのつもりだったかも
しれないけど、まだ若い團子に任せるのは。
部外者の私が言っても仕方ないけどね。
でも「ヤマトタケル」を演るには、
今の團子はまだ若いかもしれないが、
それはそれで面白そうな気もする。
ただ博多座のチケットは完売とはいかず、
トークショーしたり、イベントしたり、
お安くしたり、あの手この手で営業してる。
私が観る日も、ポストカードが貰えるって。
こういうのって、貰った時は嬉しいけど、
使い道はないのよね。
歌舞伎好きの友人宛の年賀状にでも
しようかなぁ👍