うん、やっぱり面白い。
他に表現はないのかと言われそうだが、
面白いんだもの。他に言いようがない。
前作「五右衛門ロック」ラストの台詞、
「次は地中海にでも行くか」を受けてか、
地中海の小国を舞台に、
女海賊が実は女王様だったというお話。
五右衛門は最初、女海賊の用心棒だったが、
彼女が亡くなった国王の忘形見と分かり、
そこから色んな事が起きる(何てザックリ😅)
なので、天海祐希の女海賊→女王はもちろん
「オスカルでしょ」って扮装も😅
でも、1番の見所はフラメンコよね。
ひたすらかっこいい💕
で、中井美穂もお気に入りのシャルルは、
浦井健治演じる隣国の王子。
新感線ではお馴染みのお馬鹿キャラだが、
馬鹿だけど、いい奴なのよ。
浦井くん、殺陣も「最高だぁ♪」
初めて観たゲキシネがこれで、
これを観て、劇団☆新感線を知り、
生の舞台を観たくなった。
これを観てなきゃ、
井上芳雄を見る事もなかったのだから、
私にとっては、とても大事な作品だ。
この作品には、神田沙也加が
大宰相の孫娘という重要な役で出ている。
これを観るまで、アイドルとしては
イマイチと思っていたが、
この役はとても良かった。
最初の印象は、どうしても
「声がお母さんにそっくり」なんだけど、
演技の才能はお父さんから貰ったようだ。
あんな事になるとはね。
そして小峰リリーの衣装もいいが、
川崎悦子の振り付けも好き❤️
特に大宰相登場のシーンの、
宮廷音楽っぽい幕開けから、
新感線らしいハードロックに変わるところ。
また神田沙也加演じるポニーが
心情を告白する「哀しいマリオネット」での
メイド服姿の2人の女性の振り付け。
どうしたら、あんな振り付けを考えつくの❓
2010年の作品。
古田新太や天海祐希はもちろん、
高田聖子もバリバリ殺陣をしている。
スーザン・ボイルや変態仮面、
「どこ見てんのよ」振り込め詐欺など、
当時の流行りも懐かしく、
とにかく楽しかった😊
劇団☆新感線は、こうでなくちゃね。