仕事帰りに、レイトショーで
映画「ロストケア」を観た。


先週公開の映画で、

今日から2回/日の上映なので、

うかうかしてると見逃してしまいそうで。


重い映画なのは分かっていたけど、

「観なくちゃいけない映画」だと。

そして、観て良かったと思う。



42人の老人を「ロストケアで救った」

と述べる、松山ケンイチ演じる

とても評判のよい介護士と

長澤まさみ演じる正義感溢れる検事との話。


話の流れは観る前から想像がつくが、

何処に着地させるかなと思って観た。

まぁ、そうなるね。


昨年話題になった「プラン75」みたいな

夢物語ではないので、突飛な事は起きない。

とてもリアル。


「プラン75」は、介護の話というより

年寄りを厭う風潮がテーマだろうから、

ちょっと違う話か。


にしても、あんな杜撰な施設だったり、

何処に希望が見えたのか不明なラストも

私には受け入れ難かった。


今作は「見たくない話」ではあるが、

いつかは誰もが直面する話でもある。

見ながら、毎週末、

実家に帰っていた頃を思い出した。


両親ともに実家近くにできた施設に

最終的にはお世話になった。


私達子どもの前では言わなかったが、

「息子も娘も近くにいて、

 まさか老人ホームに入るとは」

そう思っていたのではなかろうか。


また両親の介護を巡って、

ガチで兄妹対立している友人の事も。

他人が口を挟める事でもないからねぇ。


この映画を観たからと言って、

何か問題の解決策が見つかる訳でもないが、

「見たくなくて見ていない人」が

見ようとするキッカケになればいいね。


松山ケンイチ、長澤まさみをはじめ、

キャストは皆さん良かった。


長澤まさみ、ドラマ「エルピス」も

良かったが、今作もなかなか。


顔も手の甲も、もう水を弾く程の

若さは感じられなかったが、

大人の役柄を演じられるようになったのね


映画前の腹拵えは、KITTEにできた

「ファーマーズキッチン」

野菜と紅茶のお店。



チキンのグレープフルーツソースに

玄米ごはん。




デザートに苺モンブランと紅茶。


紅茶は飲みかけではない。

このくらいしか注いでくれない。



断らない限り、色んな種類を

注いではくれるけど、少ない。

私は3杯飲んだが、実質は1杯半だな。


そして何より、ぬるい❗️

スタッフの対応も紅茶もスープも料理も

ぬるいのだ。


味は美味しい。

特に野菜は、新鮮で美味しかった。

ぬるいのは、開店間もなくで、

スタッフが不慣れだからという事だろう。




↑パンフと貰ってきたチラシ。

1本映画を観ると、また観たくなるなぁ。