前原政調会長は、党内で円高チームを発足させたが・・・・

首相は4日夜、都内のホテルで中堅企業経営者十数人と懇談し、

「日本は今の円高を生かして、やれることをやっていくしかない」

と述べ、円高を前提に経済運営に当たる考えを示し、

党内チームとは一線を課すことを示したという。

政調会長である調整役の立場の政治家が官邸とまったく調整していないことが

明らかになり、政調会長の手腕に党内は何やっているんだという

批判の声がでているという。

私の考え方を申し上げる。

私は、この円高前提の経済運営には反対です。

為替はバランスだ!今の為替相場は、日本経済を反映している

ものではない。

ドル、ユーロとの貨幣の量のバランスが崩れているだけだ。

過去は、1ドル札10枚と1000円の交換で約120円くらいだったが、

現在は、1ドル札12枚と1000円の交換だから76円台になっている。

これを是正するために私は、量的緩和を実施、20兆円くらい

増刷すれば120円くらいに戻ると考える。

つまり、円高の是正は、赤字国債の借り換え20兆円を買い取る

ことができ、新規赤字国債を20兆円抑えることと、外為特会での為替介入

に使用する10兆円以上の税金を使用しなくても済み、

そのお金を一般会計で使用することが可能です。

さらに、輸出増加で雇用増大、国内の経済が回り始め、

デフレが解消していく。

予算数字上、30兆円がでてくる。これが予算のなのだ。

このレベルまで達しないと議論の入口に入れないのだ。

財務官僚との対等な議論ができない。

政治家が官僚の個別議論の説明に引き込まれ、政治家が反論

できないことに今の増税議論は危険なのだ。

過去に与謝野元大臣は、将来の消費税を25%くらい

必要だと言っているのは、このためだ。

表向きは(現行5%、野田増税5%、最低保障年金7%、財政再建+α)

=25%を想定と流しているがお金には色がないということが解れば、

自ずと見えてくる・・・・・。

社会保障という個別議論が進めば進むほど全体の予算の仕組みが

見えなくなり、アリ地獄に入ってしまう。

もっと、金融を含めた経済運営の全般を議論しないと官僚の戦略に

ハマリ増税日本に転落するだろう。