オバマ米大統領は14日、ノースカロライナ州のフォートブラッグ陸軍基地
で演説し、イラク戦争終結の「歴史的瞬間」を迎えたと述べるとともに、
多大な犠牲を払った米兵を称賛したという。
イラク戦争は、私が内閣官房副長官秘書官の時だった・・・・
当時、逗子に住んでいるとき、隣町の横須賀米軍基地から
夜中、サイレンが鳴り響き、驚いて危機管理室に電話したが
戦争宣言の連絡はないということだった・・・
ある外国の記者からすでに米軍が爆撃を開始した情報が
あったが・・・回答は同じだった。
戦争宣言の連絡は、大統領の宣言10分前だった・・・
米英と日米の同盟の差を感じたことを思い出す。
日本は、攻撃をされた時は、米国に助けを求めるが・・・・
米国が攻撃された時は、憲法上できないという。
これでは、同盟関係は成り立たない。
当たり前の同盟関係に進化する必要を感じた・・・・・
私の官僚生活20年間、イラククウェート進行、9・11テロ、イラク戦争、
アフガン、北朝鮮日本海ミサイル発射、北朝鮮不審船、核実験、拉致問題
など様々な海外の危機管理を体験・実務に携わってきたが、
経験して得たことは、官僚は、2、3年で異動する。異動しては
新たな危機管理に遭遇する、また、同じことを繰り返す
だった。たまたま、私は、その経験が長いからどのような議論があったか、
どのような資料だったか、どこにあるかわかっていたので私自信はすぐに行動
できたが、個人単位ではいけない。しっかり、日本も専任の官僚が何十年も
その任務を果たせるように組織、人事配置が必要だったことを教訓にしてほしい。