中国国家統計局は18日、2011年第3四半期(7~9月)の

国内総生産(GDP)が実質で前年同期比9.1%増加したと発表した。

伸び率は前期の9.5%から鈍化し、3期連続の減速。

また、14日開幕した中国最大の貿易見本市・広州交易会で、

取引の不振が目立っているという。18日付の香港各紙によると、

主力製品の米国市場向け取引の成約額は前回(今春)と

比べて50%以上減少。国内の金融引き締めや人民元高、

人件費上昇に加え、欧米の景気減速懸念が影響していると

みられるという。
 16日の時点で、取引の中心である機械・電子製品の成約総額は46億5000万ドルで、

前回同時期と比べた伸びは9.2%。通常の2桁から鈍化。

うち北米と南米を合わせた米州市場向けは11億4000万ドルと同27.4%減り、

米国市場に限ると同54.9%落ち込んだという。

米国経済の影響は、中国経済にも影響を及ぼしている。

今後、中国経済を注視する必要がありそうだ。

強気の外交にも変化がでてくるかもしれない。

今後は、中国での民主化や雇用悪化による治安の不安が出てくる

可能性もある。