アメリカのカーター元大統領が北朝鮮への訪問を終えて会見し、

金正日総書記との会談は実現しなかったものの、

対話を求めるメッセージを受け取ったことを明らかにしました。
 カーター元大統領:「(北朝鮮は)アメリカ、韓国など6カ国協議の

当事国と条件なしで交渉する用意がある」
 金総書記はメッセージのなかで、韓国の李明博(イ・ミョンバク)

大統領の名前を挙げて、「いつでも話し合う用意ができている」

と南北首脳会談に応じる姿勢も見せています。

しかし、今回も北側から延坪(ヨンピョン)島砲撃に対する

謝罪の言葉はなく、哨戒艦沈没への関与も認めなかったという。

ここでのポイントは、

・米国の元大統領らが訪朝して金親子に面会できなかった

・・・・・・北朝鮮からの招待ではなく、米国の要求に基づいての訪朝だった

・条件なしでの交渉

・・・・・・核保有国として認め、その前提での話し合いなら応ずる

・南北首脳会談の意欲

・・・・・・謝罪せず、支援をしてくれるなら応じる

ということ、

つまり北朝鮮は、米国、韓国とも大統領選を控えており、

今妥協する必要はないと判断したのだろう。