大畠章宏国土交通相は4日午前の衆院予算委員会で、

八ツ場ダム(群馬県長野原町)建設の是非について

「もし建設を進めるという判断になった場合は

2018年をめどにダムを完成させたい」と述べた。

私の経験では、答弁の作成の際、大臣秘書官に官僚幹部が

あらかじめ方向性を聞き答弁を作成する。

今回のポイントは、○○の上で、と言う言葉の次に、何を

語るかがポイントだ。

例えば、○○の上で、慎重に検討を進めた上で判断したい

・・・・・はやらないということ。

今回のように○○の上で、○○年を目処に完成する・・・・

は実施すること。

通常国会の国会答弁をこのように分類し、聞くと何を行い、

何をしないのか見えてきます。・・・・

中には、こんな答弁があります。

先生の意見は大変に参考になりました。先生の意見を踏まえ、

検討を指示します。その上で関係者に意見を伺い反映できる

ように努力してまいります。・・・・・これはやらない答弁、時間稼ぎ

です。

霞ヶ関と戦える政治家は、その答弁と戦ってきた政治家か、自分の志・信念で

自分の言葉で話す政治家しか変えることはできないでしょう。