民主党が決定した予算を再仕分けするパフォーマンスは、
民主党の政務3役によって撃沈された。
今回の失敗は、
・目標金額を設定していなかった
・予算組み替えを設定していなかった
・仕分け大臣自ら各大臣に働きかけがなかった
民主の公約から本来やらなければいけなかったこと
・国会議員定数削減・公務員2割削減ができなかった
・事業を仕分けの全体像と予算組み替え計画の
工程表を閣議決定を行い、概算要求に反映できなかった
・官僚を除いた民主党内での仕分けオープン議論にしなかった
・各省の要求側に質問を集中させ、予算査定した側の
財務官僚に査定理由を質さなかった(シナリオ作成省?)
理念なき戦略なしパフォーマンスだったことがわかった
はずだ。
私も官房長官秘書官のとき、1兆円削減したときは、
水面下でいろいろな大臣折衝をセットしたよ。
非難も受けたけど。
削減は、目標値がなければ成功はしないことを経験として
学んだからこそ伝えている。
官僚は、パフォーマンスで勝負するのではなく、政治家同士
で決着することを一番恐れていることを覚えておくべき。
仕分け大臣は、各大臣とバトルをしなかった時点で落第。
仕分け大臣が仕事と関係ない国会でのファッション雑誌モデル
を勤めたり、新たな事務所問題を抱えるなどまるでタレントが
廃れる状況とよく似ている。
これから数々のスキャンダルに発展していきそうだ!!