こんにちは!笑み育カウンセラーの井上ききです。
忘れ物に神経質になるあまり、
「忘れ物はない!?」
「忘れ物しないようにね」
「忘れ物はいけません!」
こんな風に子どもに伝えると、子どもはますます忘れ物をしちゃいます。
また、「寝坊しないようにね!」って伝えると、寝坊する確率は上がってしまう。
さらに、「無駄遣いしないようにね!」なんて言っても、かえって無駄遣いしちゃいます。
「~するな」とか「~しないように」という禁止語って当たり前のように日本語の言い回しにいっぱいあります。
わたしも、意識しなければ普通に使ってしまいます。
でも、相手にちゃんと想いを伝えたいなら意識して肯定語の言い回しに変えるといいです。
だって、繰り返し「忘れ物、忘れ物」と言われたら、忘れものをするイメージを繰り返し描いてしまうでしょ。
潜在意識は、忘れ物をしないイメージを描きにくいから、どうしても忘れ物をするイメージを描く性質を持っています。
つまり、繰り返し繰り返し忘れものをする暗示をかけていることになるんです。
「寝坊しないように!」と伝えても同じ。
これを言われると、寝坊するイメージを描く場合がほとんど。
早起きしてゆったりと朝食をとるイメージを描く人はなかなかいない。
でも、禁止語を使わない言い方って、急には難しいのでここでレッスンです。
「忘れ物はない?」 → 「持ち物は全部持った?」
「忘れ物しないようにね」 → 「持ち物をチェックしようね」
「忘れ物はいけません」 → 「必要なものはしっかり持ってくるように」
「寝坊しないようにね」 → 「7時に出られるように起きてね」
「無駄遣いしなようにね」 → 「大事に使ってね」とか「本当に欲しいモノを買おうね」
肯定語だけでの言い回しにすると、シンプルでしかも具体的な指示になりますよね。
そうなると、言われた側は、より具体的な行動をイメージできて受け取りやすいです。
禁止語で伝えてたときは、いかにあいまいで人任せないい方だったかがわかりますね。
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