こんばんは。
現在、カンボジアは夜の9時半をまわったところ。
すでにカンボジアに暮らした時間は2年半以上となるんですが、ここ数日改めて『わたし、まだまだカンボジアのこと知らない・・・』と思えることが積みかさなっている。ほんとに2年半もいたのしかしら?!!と自分の時間感覚を疑ってしまいます・・・。

おととい、いや!!昨日!こちらで初めてTOEFLを受けました。
わたしはこれまでどうしても英語の証明書が必要な時に、時間の関係上、TOEICじゃなくてTOEFLを受けてきたんですが、以下がTOEFLの公式サイトから引用しました、守らないとテストが受けられない掟たち↓↓
TOEFL iBT®
テスト当日
必ず持参するもの
①テスト当日に有効な身分証明書(ID) 
②Registration Number
③テスト前日にMy Home PageのView Order(s)で確認した内容を印刷したもの

集合時間
④予約したテスト開始時間の30分前までに集合します。遅刻した場合は受験できず、受験料の返金もありません。

↑赤の部分が超重要項目。日本であれば、まじで試験受けられなくなっちゃいます。

が、カンボジア。

まずは、①の身分証。
とある欧米系の受験者が

欧米系 『パスポートを会社に保管したままにしちゃって、今日持って来れなかったんだ』

と日本人にはありえないほど堂々と受付の人に話してて、その堂々っぷりにわたしは驚愕したのですが、これまた驚いたのは受付の対応。

受付 『(シブい顔をしながら)・・・。そうか・・・、じゃあ、月曜持って来れる?』

私  『(え・・・?ID忘れたのに試験受けれちゃうの・・・?唖然)』

日本人ならば徹頭徹尾マニュアルに沿って、「あなたは冷徹子さん、もしくは冷徹男さんですか?」っていうくらい、ID忘れてしまったら試験を受けさせてもらえるわけないのに、カンボジアではできちゃってました。フレキシブルってスバラシイと思います。なぜならTOEFLの受験料は約200ドル。カンボジア人だけじゃなく、外人にとっても高額じゃい!!と思う受験料ですからね。

ほいで、次は②と③。
実はこのふたつ、私自身完全に忘れていました・・・。今、ETSのHP見て知りました(汗。
そう、つまり、そんなものいらんとです(笑)

なぜかって?

カンボジアで200ドルもするような高額英語試験を受ける人は少なすぎて、番号なんてなくてもID(に乗ってる名前)を確認すれば誰がどの受験番号かなんてすぐわかるのです!はっはっは。おかげで助かったのであ~る!(笑)

あとは、④の集合時間!
英語でいうとReporting time。
このReporting timeっていうのの意味を知らなくて、てっきり30分前に受付開始かと思っていた大馬鹿なわたし・・・。でもなぜか直前に、『30分前に受付開始っておかしくないか?』と気づいたちょっと褒めたい自分。だが・・気付くの遅すぎたー!!(苦笑)

日本だと通常、試験開始時刻は10時。つまり、集合時刻は9時半。それ以降は受付終了というところ。一方、小学校や中学校など公立学校の始業時刻が7時のカンボジア。TOEFLの試験開始時間だってめっちゃ早いんです♡なんと、7時半が集合時刻(受付終了時刻)で8時が試験開始。そして、わたしが家を出発したのは7時15分。試験会場まで約3キロ。モトバイクでいけば、ぎりぎりのところでした。ところがどっこい、捕まえたモトバイクがまったく道を知らないという信じられないことが起こり、こっちが指示している傍から道を間違えまくって、会場に到着したのは7時38分・・・。

うぎゃーーーーーー(涙)!!!!

わたしは200ドルを失い、しかも、次の試験はすぐにはないから、必要な期日までに英語の証明書の発行が間に合うのかと不安が募り、心は半べそ。

とにかく会場の建物に駆け込み、受付場所(3階)へと猛ダッシュ。
・・・すると、超余裕な感じで階段を上る男性に遭遇。
どう考えても受験者の様子。
でもなぜそんな余裕?!!!!

私 『TOEFL受けるんですか?集合時刻過ぎてますよね??!』
男性 『普通、15分前くらいに行ってるよ♪』
私 『・・・え?』

日本だと30分前までに受付しなきゃ受験できないYO!!

到着した受験者としては私たちが最後だったのには変わりないけれど、ほんとに余裕だった・・・。受験者は10名もいなかったのですが、10名近くはいて、その人数に対して受付の人が用意していた受験者が記入しなきゃいけない用紙が足りてなくて、それに気づいた受付は、

受付 『WOW!!今日は受験者多いね!シンジラレナイYO!』

という感じ・・・。結局、追加用紙をどこかに取りに行ったりしてて、ほんとに受験開始15分くらい前にその用紙に記入するのを開始しました。なんてフリーダム、カンボジア。

ちなみにカンボジアでTOEFLが受験できるのはプノンペンとバッタンバンの2つの都市。ただ、昨日のTOEFLはカンボジアではプノンペンの3箇所でのみ実施のようでした。その一か所の受験者数が10人に満たない、ということは、カンボジアのTOEFL受験者数がいかに少ないかが簡単に想像つきますね(汗)。

逆に200ドル払ってでもTOEFL受ける人たちはどんだけ猛者かという感じ。彼らの多くは海外留学のための奨学金獲得をめざしている人たち。すごいと思います。その中にわたしのような外人(日本人・韓国人・欧米系の人)が少々混ざっておりました。


さて、ひさびさに、4年ぶりくらいにTOEFLを受けたんですが、今回もいったいどんだけ解答できたのか完全に未知数でした(苦笑)。TOEFLは本当に結果が想像つかない!!そして、むずいわー!ただ、成長を感じられた点もいくつか。

ひとつはリーディングの文章の単語が結構分かったこと。今回のTOEFLは実は受験の3日前に申し込んだので、準備期間は2日(でもほぼ1日)しかなかったのですが、こちらに持ってきてたTOEFLの単語帳をもくもくと勉強してた時、これまでの数年間に関わって来た英単語たちの意味が絡み合って結構単語の意味が頭に定着してくれたみたいでした。未だ英語をしゃべる時は中学生くらいの単語ばかりですが語彙の数自体は知らぬ間に増えてたんだなーと実感。これまでの日々は無駄ではなかったな、と。

リスニングも、単語がわからなくて聞いても意味不明だった内容が多かったことを除けば、以前より聞き取れた気がしました。これは隊員の時に毎日テレビでCNNを聞いていた成果だと思いたい。ごはん食べる時とかストレッチする時とか、あとテロや人質とかの気になる事件があった時にいつもCNNに頼ってたのが、なんだかんだでインド英語しか聞き取れなったわたしの耳の音域を拡げてくれてた模様。にしても、内容難しすぎて、よくわからんかった!苦笑

案外、ライティングが結構酷かったんだけれど、スピーキングは思ってもないことを創作することに集中して、とりあえずは話した気がする。こじつけ力とでも言いましょうか(苦笑)。ただ、気づいたのは焦ると発音がかなりジャパングリッシュになる、ということ。冷静におなかから声を出さないとなーと大反省。

TOEFLだけで長文になってしまった・・・。いやーフレキシブルなTOEFL受験は新たな世界観を開いてくれた。毎日カンボジアの新たな一面に斬新な刺激をもらってます。

異文化っておもしろいなって思う。

では、おやすみなさい!
リアトライスオスダイ!