前回はコミュニケーションのツール(道具)の話で終わってしまいました。
物流現場にコミュニケーションが必要なのか?という根本的な疑問が湧いてきました。
仕事に必要な指示を伝達すれば良いのでは?
でもそれで良い仕事が出来るでしょうか?
コミュニケーションとは<お互いの意志の疎通だと思いますので、物流現場だけでなく、どんな職場でもコミュニケーションは大事だと考えます。
ではコミュニケーションを取るのは、ツールの問題だけでなく、「伝える」事への意識がより重要じゃあないか?という事で今回はそこにフォーカスしてみましょう。
例えばリーダーが作業員に「それはやっちゃ駄目だから」と言ったとします。
言われた作業者は「なぜ駄目なのか」を理解して作業するのか、理解しないで作業するのかは大きな違いがあります。
リーダーは「これこれの理由があるから、やっちゃ駄目だから」と伝達すべきだと考えます。
割とありがちではないですか?
「こうやってここにおいてよ」、具体的には「そこにある宅配便で発送する荷物はAゾーン移動してにパッレットに積んでおいて」と指示・依頼しますが、それがどういう目的で、どういう効果(意味)があるかを伝えない場合が多いのでは。
「いちいち説明していたら作業は進まないよ」と言われるでしょう。
でもその時に説明しておけば、次回以降は同じ作業がスムーズに行くはずです。
勿論作業者が理由を理解している場合は不要です。
発信する側の「伝えよう」という気持ち/意識がどこまであるのか?
受信側の「理解しよう」という気持ち/意識がどこまであるのか?
その意識の強弱=コミュニケーションの良し悪しになると思います。
大袈裟かな?
以前の記事に書いた後工程の人の事を考えて仕事する、事に繋がるように思います。
私は現場では常に「指示の目的・意味を説明するようにする」、そう考えて当たってきました。
しかし言われた作業者の方にはあまり響いていませんでした。
また同僚、部下からはそのやり方に同意は得られませんでしたね。
なんだか精神論的、抽象的な記事になってしまいました。
それは私が未だにコミュニケーションついて悩んでおり、明確な正解を持っていないからかもしれません。