写真は、今朝の毎日新聞の1面である。元旦夕方に、石川県で起きた大地震について、の記事だ。



 今日は俺はミサを休んだ。交通費が無かったから、だ。

 テレビをつけると、朝からやっているのは、どのチャンネルも、この能登地震のニュースばかりである。


 俺は疲れ、何を考えるのも嫌になる気がした。

 昼飯を食べ、新聞を何となく見ていると、小さくだが、こんな記事が掲載されているのが、目に入って来た。


 




 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が、岸田文雄首相に、

 『被災地の人々が1日でも早く地震被害を解消し、安定した生活が回復することを祈る』

 と、


 見舞いの電報を送って下さった、と言うのだ。

 この、毎日新聞の小さな記事は、俺にとっては、非常に力強いメッセージとなって、胸に突き刺さった。

 俺は以前、自分のブログの投稿の中で、夢の中でだが北朝鮮に招かれ、非常に手厚い歓迎を受けて、


 とっても心地よく過ごせた夜があった、と投稿した事があった。

 今回も、まるでそんな落ち込んでいる俺の気持ちを察したか、の様な、金総書記のはからいの電報である。


 もちろん、能登地震に関しては、北朝鮮だけで無く、既に多くの国や地域、人々から、励ましの声を日本人は頂いている。

 だが、北朝鮮の最高指導者から、日本の首相にメッセージが送られた、と言うのは、政府も把握していない、と言う。


 今年、金正恩氏がここ迄、日本に対して心を開いていると言う事は、日朝関係が進展する兆しと捉えて良いのだろうか?


 日朝国交樹立も、可能だろうか?


 人間の、良い面、素晴らしい部分にこだわり、そう言う希望ばかりを俺が話していた、花見川区に住んでいた時代、


 終わり間際になって、母が俺に真顔で、こう言った事がある。

 

 『人間て、そう捨てたもんじゃ無いヨ』