昨日は仕事は無く、俺は1日、アパートで過ごした。




 1人で居ても、勉強も、お祈りも、いくらでも出来た、と思うが、



 昨日は洗濯などの、家事に追われた事もあり、更に又、1人、色々考えてしまった。





 物思いにふけっていると、愚痴やマイナス思考に陥り易く、


 俺は又、『早く、死んでしまいたい』などと、ネガティブに考えていた。




 土曜日が休みの日、俺は17時から、TBSの東山紀之さんの番組、バースデーを必ず、見るのだが、昨日は東大の応援団が特集されており、


 学ランで応援している中の、たった1人の女性団員が特に取り上げられていた。




 彼女は、とにかく必死になって、活動に取り組んでいた。両手を拡げ、又閉じて拍手をする物だから、


 拳を受け止める、左手の手のひらが、血豆が出来、潰れて血が滲んでいるのである。


 全身で声を出し、満身の気合と根性を込めて、必死に選手を応援しているのだ。





 その映像を見ていて、俺は、溢れて来る涙を、堪える事が出来なかった。言葉にならない感動が、全身から湧き上がって来た。



 多湖輝氏の本に載っていた、国木田独歩の言葉を思い出す。



人生は戦場なり。死すとも勝つの覚悟あれ。