先週末、5月11日12日にKアリーナで開催された「キングスーパーライブ2024」に両日参加してみました。
会場について
Kアリーナは昨年秋に完成したキャパ2万人のホール。
初日はレベル7、二日目はレベル5と席はかなり遠かったものの、音響は問題なかったですね。
レベル7にはバー、レベル5にはラウンジがあり、開演前にゆっくりできるのがよいです。
バーの方は終演後の23時まで空いています。
ステージについて
ステージはこんな感じ、全幅は100mまではいかないものの80mぐらいはありそう。
バックと、袖、移動ステージやセンターステージの側面にLEDモニターがあり、いろいろ演出できる。
古(いにしえ)のオタクが昇天した初日
初日のスタートは水樹奈々さん。初手から会場の温度を一気に高める演出でした。
そして二人目はすみぺ。「ボン・キュッ・ボンは彼のもの」でいきなり悩殺、から「Easy Love」のコール曲で盛り上がります。
その後のMCで、今日は古のオタクが昇天する、とのことで、実はその中身はその後わかることに・・・。
実はこの日は田村ゆかりさんが出演。田村ゆかりさんは以前キングレコードに属していたものの、何らかの理由で決別することになったそうで。
私は年はいっているものの最近この界隈に出現したので、そこらへんの経緯はわからず。
ただ田村ゆかりさんのファンにとっては非常に感慨深いものがあったようです。
ともにキングレコード3人娘と言われていた水樹奈々さん、堀江由衣さんとのコラボ。多くの古のオタクが膝から崩れ落ちたのだとか。
私は今回田村ゆかりさんを初めて見たのですが、アイドルアイドルした声や歌い方、振る舞いなどいわゆる歌う声優(アイドル系)の原型をみたような気がしました。そしてファン(王国民というらしい)の熱量と統制のとれかたがすごい。
長台詞のコールとか、他の現場では見たことがない!圧倒的でしたね。
愛美さん、岡咲美保さんへの期待を感じた2日間
愛美さんは両日2曲+コラボもあり、キングからの推しを感じました。
特にメリトクラシーよかったですね。
岡咲さんは、キンスパの宣伝隊長を務めるなど、キングレコードからの期待が高い若手声優アーティスト。
初日は1曲+いのりんとのコラボ、二日目は2曲+コラボ。
特に印象に残っているのは初日の歌唱、めちゃくちゃ緊張しているのが表情からわかる。でもこの一曲に全身全霊をかけるという意気込みをビシビシと感じました。
振り付けもキレキレだし、歌唱力も高い。フォローしている方も「岡咲美保さんのライブに申し込んだ!」という人がたくさんおり、このライブでファン層を一気に広げたのではないでしょうか。
今後も目が離せません。
これこそ本職のアーティスト カノエラナ saji
声優アーティストではなく、本職アーティストのカノエラナさんとsajiさん。
初日はともに1曲でしたが、2日目は2曲+MC。
特に2日目sajiさんのMCで「もうバンドをやめようと思っていたが、キングの三嶋さんから『君たちに歌ってもらいたいアニメがみつかった』ということで再スタートすることにした」。こういう話に弱いんですよね。
お二方の歌を日常的に聞いているわけではないのですが、それほど知らなくても歌が心に響いてくる。目頭が熱くなるような歌でした。特にカノエラナさん「Queen of the Night」、sajiさんの「スターチス」、、、よかった。ちょっと語彙力がなくてごめんね。。聞いてもらったほうが早いかな。でも、ライブじゃないと伝わらないところもあるかも。
歌は物語とともに受け継がれていく
キンスパ2日目のハイライトは、水樹奈々さん+岡咲美保さんコラボでの「DISCOTHEQUE」、水樹奈々さん+水瀬いのりさんコラボでの「Glourious Break」。
知っている方には説明の必要もないかもしれませんgな、水瀬さん、岡咲さんとも水樹奈々さんにあこがれて、声優・歌手になった二人。
岡咲さんはのど自慢大会で水樹奈々さんの前で「DISCOTHEQUE」を歌って、その場で声優になりますと宣言したところから始まったキャリア。
水瀬さんも水樹さんに憧れて歌手になった一人、「Glourious Break」は声優として共演した戦姫絶唱シンフォギアGXの挿入歌。
この2曲で涙腺崩壊した人も多かったようです。
初日の田村ゆかりさんを中心とした物語、そして二日目の水樹さんから始まり若い世代に引きつかがれていく物語、アニソンフェスという枠を超えた大きなテーマを感じたライブでした。