幸せになるための一つの方法は、幸せな人々の近くに引っ越すことだという調査結果がある。Fowler,J.H.らによる20年に及ぶニューイングランドの住人5000人の調査(2008年発表)で、幸せな人は幸せな人同士、不幸な人は不幸な人同士が固まって暮らす傾向があるとわかった。1マイル以内に幸せな友人がいると、幸せになる確率が4分の1高くなり、距離が縮まると、確率がさらに高くなった。同性の友人のほうが効果が高かった。幸せな人の真ん中にいるときに、効果が最も高かった。(ティム・スペクター著、野中香方子訳『双子の遺伝子』2014年ダイヤモンド社)

 幸せはウイルスのように伝染するという。だから、住むところは選んだほうがよい、という結論を研究者らは導きだしていた。

 住む土地を選ぶのは、友人を選ぶのと同じく重要。土地そのものにも、住んだ人の影響が移るのか、もともとの土地の波動なのか、不気味な不快さを感じる土地がある。東京の繁華街を歩いていると、人通りが多いにもかかわらず、いきなり体感温度が低く感じられる場所がある。何かあった場所なのかもしれない。そういうところはさっさと通り過ぎるに限る。

 事故物件サイトを作成している大島てる氏が、なぜか事故が続く物件があるというが、そのような土地もあるのだろうと思う。