日本列島癒しの旅 長尾ヒーリング
「日本列島癒しの旅」と称して、無料施術の会を全国各地で行っている人たちがいる。「心と体の癒しの会」でもある。長尾弘（ながお ひろむ／1931～2007）という奇跡の癒しを行っていた治療家の後継者である横尾修身が中心となって「長尾ヒーリング」を行う会である。横尾修身は、長尾先生の奇跡の癒しのすごさを知ってもらうために、癒しの一部始終を撮影していたので、先生から後継者に指名された。
「胃を正しい位置におけば、体の不調が治る」から、「胃上げ」が基本。どこかに不調がある人はたいてい胃がおなかの真ん中ではなく、ズレている。それを正しい位置に戻す。胃の位置がズレるのは、心がきれいでないから。
横尾先生は、胃が正しい位置にあるかないか、おなかを押してみてみる。正しい位置にあれば、おなかを押されてもそれほど痛くないが、ズレていると、かなり痛いらしい。それが、「胃上がりなさい」というと、もとの位置に戻り、痛くなくなる。
言霊治療の一種なのか。「長尾先生を通して、神の御業をあらわしてください」というと、治るという。初めて「長尾ヒーリング」を受けた人の治癒率は100％だが、２回目、３回目の人は100％にならないという。初回は方便として奇跡を起こすが、そのあとは他力になるからだという。自分で「心をきれいにすること」が体の癒しにつながる。
「日本列島癒しの旅」には、横尾先生をはじめとして「長尾ヒーリング」を学んだ治療家たちが、参加する。会場では、治療家たちが独自の施術をそれぞれ無償で行うので、混んでいなくて時間があれば、何人もの治療家の施術を受けることができる。
横尾先生や治療家の先生などのお話の時間もある。実は、これが一番大切。心と体は一体なのだとつくづく思う。
※長尾弘の書「明来暗去」