祈りと遺伝子 | 祈りの羽プロジェクト~お天道様の心を次世代に繋ぎたい

祈りの羽プロジェクト~お天道様の心を次世代に繋ぎたい

名古屋市・日進市の市民活動団体です。「お天道様の心を次世代に繋ぎたい」をコンセプトに活動。代表・簗瀬輝世(やなせてるよ)が書いています。縄文アメミヲヤ倶楽部代表・ホツマツタヱ情報発信グループ中部ヲシテ会発起人。

私たちの団体名は、「祈りの羽プロジェクト」です。

 

「祈りの羽」って、憶えてもらいにくいのかしら?

と思うことがあります。

 

「ほら、なんちゃらプロジェクトだったよね?」と

言われるから・・汗うさぎ

 

もちろん、いまさら変えるつもりはないんですが笑

 

そもそも「祈り」って、いまはあまり日常で使われない言葉なのかもしれないですね。

 

「祈り」は長らく宗教行為とされ、

学校をはじめ公的な場では、

敬遠されるものだったからでしょうか。

 

そこを敢えて「祈り」にし、

天使の羽を連想するようなニュアンスにしたのは、

(羽は日本の文化、折鶴の羽の意味でつけたのですがニヤリ

 

立ち上げた2021年は、それこそ

コロナ禍にあって「祈り」が必要だと思ったからなんですよね。

 

筑波大学名誉教授の村上和雄氏と、京都府医科大学教授の棚次正和氏が書かれた

 

『人はなんのために祈るのか~生命の遺伝子はその声を聴いている』

 

という本を読み直しています。

 

少し抜粋します。

 

「人類は、数千年にわたり、すべての民族で、真摯に祈りを捧げてきました。

それは、目には見えないが、確かに存在する大自然の不思議な働き(サムシング・グレート)に対するものでした。祈りは、まさに人類の文化の遺伝子ともいえます」

 

「祈りには二通りあります。ひとつは、サムシング・グレートに対する感謝の祈りや、

他人に対する愛や誠に満ち溢れた感謝の祈りです。

もう一つは、自己中心的な、金儲けの手段に使われるような祈りです」

 

また、村上和雄氏の講演を聞いた不登校児たちのお話もありました。

 

「・・・「祈り」は細胞のスイッチをオンにします。すると普段発揮できなかった力が出ます。

人間の一生は、サムシング・グレートから授かった遺伝子が

どう目覚めるかによるのです・・・」

 

この講演の内容を、子どもたちが目をキラキラと輝かせて聞き、

真摯で礼儀正しい感想文を寄せてくれたのだとか。

 

こうした「魂」のお話はとても大切で、必要なことだと感じています。

 

目を輝かせた子ども達の心には、

「人知を超えた大いなるもの」と

「自分」とがつながっている。


そのことに気付けた喜びがあったのではないでしょうか。

 

でも、公教育ではそんなお話は、おおっぴらにはできません。

 

昔なら信心深い祖父母や、近所の神社仏閣で聞くことができたお話も、

現代では、そうしたことに関心のある大人がいない限りは難しいことです。

 

祈りで遺伝子をオンにすれば、眠っていた力が目覚め、

本来の自分の使命を果たすことができる。

 

これは、子どもにとっても大人にとっても、福音となります。

 

 

ただ・・・

 

 

神社仏閣で祈る際、「自らの願望」を述べることだけで終わっている人が多いようです。

 

本当に困った時、しんどい時、

人知を超えた力に、お願い事をしたくなることもありますし、

そうしたお詣りを推奨する本もたくさん書店に並んでいますよね。

 

ただ、「お願い」だけで本当にいいのでしょうか。

 

箱根・九頭竜神社の弁天社の鳥居が、春分の日に倒壊したそうです。

 

「パワースポット」として、様々な「願掛け」をする人々の欲望が、

 

日本列島に起きる地震の要石であった、

聖地の結界を破ってしまったという見方があります。

 

「何を祈るべきなのか」をまさに考えさせられる出来事が起きています。

 

「利己的ではない祈りは、祈る人の心を豊かにし、幸せを感じさせてくれる」と

村上氏の書籍の中にも書かれていました。

 

自分や家族のことから、

他者のこと、

社会のこと、

日本のこと、

地球のことへと

祈りを広げていく・・・

 

以前の私は「こんなちっぽけな私が御大層なこと祈ってもねえ」と正直思っていました。

 

でも、人間一人のもつ意識の力について勉強し始めてからは、

180度見方が変わりました。

 

「このちっぽけな私が祈ることこそが大切なんだ」と。

 

私自身、もう一段、深い意味での「祈り」ができるようになりたいと思います。

 

 

日本人は「祈る民族」であったとも言われています。

 

地震が起きず、噴火もなく、当たり前のように日が昇り沈んでいく、日月の巡り。

 

「お天道様」に向けた、「いま、生かされていること」への感謝の祈りは、

縄文の人たちの方がパワフルであったことでしょう。

 

現世利益の祈りから、感謝・報恩の祈りへ。

 

「祈る民族」の遺伝子のスィッチをオンにして、

真骨頂を発揮するのは、「いま」なのかもしれませんね。

 

 

「祈り」については、先日の第18回あなしあサロンKEISI講師の講座、

「アトランティスの秘密」でも話題になりました。

 

来週はまたその内容にも触れてみたいと思います。

 

☆毎週土曜朝7時から配信の、YouTubeチャンネル「おてんとうさまラジオ」。

明日は、KEISI講師による臨死体験のお話です。ぜひ、お聞きくださいね(*^^*)