クリスマス好きですが | 柳生音松の『後の戯言』

柳生音松の『後の戯言』

概ね趣味の小説『シャドウ』シリーズに関わることを書いてます。

お久しぶりです。

 

趣味で、エブリスタでオリジナル小説『シャドウシリーズ』を執筆している柳生音松です。

 

今日はクリスマス。クリスマスといえば、

 

僕の作品『SHADOW DETECTIVE』がその頃の季節を舞台にしています。

 

 

 

 

 

さて、

 

クリスマス…バレンタインもそうだけど、日本にはもともと縁のないイベントだったわけで。

 

言ってみれば商業ベースの宣伝から始まり、上手く市民権を得たかのように根付いたわけで、でも今実際にはビジネスそが絡んでるわけです。

 

 

だから、恋人と過ごす日でもないし、クリぼっちなんて言葉も近年根付いたりしてますが、それが当たり前でもなく、意外と普通に過ごす人も多いでしょう。

 

 

イベントは経済で金が回るし、それで売り上げるところは大小あるだろうから悪いことでもない。

 

 

アメリカあたりでは24日はパーティーとかやって、25日は教会でミサやら家で静かに過ごすとかなのかなと思いますが、日本は完全にお祭り的部分だけが広まった感じですよね。

 

でも一年に一度、子供たちに夢とプレゼントを与える日でもあり、そういった意味では素敵な日だなと思うわけです。

 

そんな僕は、決して恵まれた家庭環境に育ったわけではなく、親から玩具なんて殆ど買ってもらったことがありませんし、クリスマスなんてイベントすらやってもらえませんでした。

 

自分にはどこか遠いものでもありましたが、世間の空気感は好きで、昔はよく新聞な入ってきた玩具やゲームショップのクリスマスセールのチラシを取っておいて眺めたりしてました。

 

クリスマスが好きだと言っておきながら、寂しい幼年時代、少年時代を過ごしてきました。

 

 

 

 

それから年月一気に飛び越して、大人になってからのクリスマスで忘れられない年があります。

 

2005年です。

 

この年の秋ごろに、付き合って彼女と別れまして。別れというと綺麗ですが、切り出された方なので、要はフラれたんです。もう大分前のことなので、どうのこうのってわけでもないけど、結構引きずりまして、二年くらい落ちてました。笑

めっちゃ非モテってわけでもないけど、今でも忘れられない…、とはいえ、客観的に見て、僕のような無能男と結婚しなくてよかったなとも思います。苦笑

 

 

いやね、その年のクリスマス前後ってめっちゃ仕事忙しくて、午前帰りとか当たり前だったんです。いまでこそ午前様は減ったけど、当時は特に年末、あとは年度末は毎日午前帰りとか普通でした。しかも当時の平成天皇陛下の天皇誕生日12月23日も毎年返上して出社でした。その年も例外なく。

 

でね、その彼女との別れたことを引きずりながらのクリスマスイヴ12月24日土曜日、、、会社でも仕事しているのも嫌で23時過ぎに無理やりあがったんです。で、ファミマでチキン買って、TSUTAYA寄ったんです。クリスマス映画でも見ようと思って。

 

そうしたらですね、ジョージ・A・ロメロ監督のその時の新作ゾンビ映画、『ランド・オブ・ザ・デッド』が新作で出ててですね、、、結構楽しみにしていたので、クリスマスに見る映画じゃねええと悩みつつ借りたんです。

 

0時を迎えるギリギリに帰宅して、売れ残りだから何か衣が固いチキンを噛みちぎりながら、テレビではゾンビが人喰っている映像見て、頭では別れた彼女を思い出し、何かすごく惨めというか、悲しい夜だったこと、今でも忘れられません。

 

 

ちなみにその彼女のモデルとかはシャドウシリーズには出ていません。

 

というね、執筆活動や作品とは関係ない話ですけど、

 

 

クリスマスの雰囲気は好きな僕ですが、

 

子供時代も含めて、いつでも幸せムードなクリスマスを過ごしていたわけでないって話でした。