エピソード6:死と再生

1.あらすじ

ブラザー・デイはゼファー・ハリマと対面する。ハリマは次期プロキシマ候補で帝国と対立関係にある。首都ではブラザー・ダスクがブラザー・ドーンに疑念を抱いていた。

 

2.前回のまとめ

 宇宙を放浪していた主人公ガールがついに目覚める。

彼女が目覚めた無人の宇宙船に、なにやらセルダン博士の助手レイチがメッセージを

残していることに気づくー。

 一方その頃、

ターミナスでは、アナクレオンの侵攻が始まってしまった!!!

 

3.内容【ネタバレ注意】

 ルミナス教団の最高指導者プロキシマ・オパルの死を受けて、

次の指導者に会いに訪れた皇帝デイ。

本来ならば、皇帝自ら首都を離れることは禁忌とされていたが、異端の尊師ゼファーハリマの台頭を聞きつけ、皇帝自ら出向いたのであったー。

 

しかし出迎えたのは尊師ゼファーハリマただ一人。

明らかに歓迎ムードではない中、

皇帝は正当な教えの継承者である尊師ゼファーギラッドに会い、

次のプロキシマとしてゼファー・ギラッド支援すると約束する。

 

プロキシマ・オパルの葬儀に参加する皇帝デイ

厳粛なムードのもと粛々と儀式が続いていくなか、

急遽尊師ゼファーはりハリマが顔を出す。

彼女は皇帝の目の前で、”1つの器には1つの魂”

という皇帝のクローン制を真っ向から否定する内容の説法を行う。

驚愕する皇帝をよそに、信徒たちはみな尊師ゼファーハリマに跪く。

 

                        ***

  

その頃首都にてー。

ブラザー・ドーンは庭師の女性に好意を抱いていた。

ブラザー・ダスクの計らいで、距離を縮める二人。

自らが歴代の皇帝たちと違うという秘密を彼女に打ち明けるのだった。

 

                        ***

 

そして同じころ、ターミナスでは、

アナクレオンによって占領されてしまったターミナスではー。

アナクレオンがファウンデーション計画の一員にある船を修理するよう強要していた。

 

ターミナスの少年たちの手で

囚われていたサルヴァ―を無事連れ出すことに成功。

 解放されるサルヴァ―は、少年たちからのヒントをもとに、

アナクレオンは帝国に復讐を果たすため、古い船を手に入れようとしているという事実

に気づく。

それを知ったサルヴァ―は、宇宙船を破壊し、アナクレオン側の作戦を打ち砕くため、

行動を開始する。

 

宇宙船を見つけるサルヴァ―。

その時、謎の物体ヴォールトからの啓示がしめされる。

それは、セルダン博士の死の真実だった。

セルダン博士は助手のレイチと主人公ガールが恋仲になることは、計画の障害になりうる

といい、自分を殺し逃げるよう助手レイチに説得していた。

そして、セルダン博士は自分をレイチに殺させる、というものだった。

 

事実を知ってうろたえるサルヴァ―。

それによりアナクレオン軍に見つかってしまう。

銃撃戦となる中、

サルヴァ―の父の犠牲のもと船の破壊に成功する。

 

宇宙船の破壊を成し遂げるものの、父を失ってしまったサルヴァ―。

哀しみをアナクレオンの指揮官ファラへの復讐へ向けようとする。

 

サルヴァ―は夜間に行動を起こそうとするも

あっけなくアナクレオンの指揮官ファラにつかまってしまう。

 

唯一残った宇宙船で脱出を図ろうとするアナクレオン軍。

彼らにとらえられ、サルヴァ―はターミナスを後にするー。

 

4.感想とまとめ

先週に引き続き非常にきな臭い展開になってきましたね。。。

一応ターミナスの危機は去ったように見えますが、ターミナスを離れざるを得なく

なってしまったサルヴァ―は今後どうなってしまうんでしょう。

 そして、帝国の滅亡まで秒読みな状況になりつつある状況が続いていますが、

そんな中、ブラザー・ドーンは歴代の皇帝と何か違うようです。

 ここまで皇帝のクローン制に否定的な意見が出てきてますが、

ブラザー・ドーンの変化は肯定的に受け入れられていくのでしょうか。

 

今後の展開も気になりますね。

 

 

 

 

 

 

 

2021/11/05 amazonリンクと目次追加しました。