エピソード1:皇帝の平和

1.あらすじ

数学のコンペティションで優勝した少女・ガール=ドニックは銀河帝国の偉大な数学者ハリ=セルダンに招かれ、故郷シンナックスを離れ、銀河帝国の首都・トランターへ向かう。

 

2.内容【ネタバレ注意】

 物語は、ガール=ドニックのナレーションから幕を開ける。

 

 数学のコンペティションで優勝したことで、心理歴史学の権威ハリ=セルダンから招待状をもらったガール=ドニックは、銀河帝国外縁部にある故郷シンナックスを離れ、首都・トランターへと向かう。

 

 

首都に着いたガールは、彼の助手・レイチと出会い、ともにセルダン博士のいる帝国図書館へ。セルダン博士と面会したガールは、セルダン博士から「明日、君と私は逮捕される。」というなんとも衝撃的な事実を聞かされる。

 

一方その頃、銀河帝国の皇宮では、3人の皇帝ドーン(夜明け)・デイ(昼間)・ダスク(日没)

らが、銀河系外縁部にて犬猿の仲となっていた、アナクレオンとセスピス両惑星間の仲裁に当たっていた。

 

銀河帝国は、400年の間クレオン1世から続く、クローンによる専制政治が敷かれ、

1万2千年という長きにわたり平和を享受していた。そんな帝国にとってセルダン博士の予言は帝国の死を告げるものであり、民衆からの支持を失うことを皇帝はひどく恐れた。

 

 裁判にかけられる、セルダン博士とガール=ドニック

彼らの罪状は、”帝国政権の失墜を企てた”というものだった。

尋問されるセルダン博士。

 ハリ=セルダンは、

  “帝国は滅亡する。秩序は消滅し、星間戦争が果てしなく続くー。

  それを止めるすべはない。”

 

 と告げた。

 

 

 セルダン博士は、

帝国の滅亡を止めることはできないが、

滅亡に続く暗黒時代を1000年に短縮することはできるという。

 

 博士のファウンデーション計画が明かされた瞬間だった。

計画の目的は、“人類のもてる知識と歴史を保存する”こと。

滅亡から逃れた人類が暗闇の中から再起し、文明を築くいしずえ(Foundation)をつくること

だった。

 

 そもそも彼の理論自体が間違いであると疑ってかかる帝国。

これを証明するため、博士の理論が偽りであることを証明するために召喚されたガールであったが、彼の理論が正しいこと、帝国は滅亡する、と結論づけた。

 

 ちょうどその頃、

宇宙からトランターへの入り口である、スター・ブリッジに異常が起こる。

スター・ブリッジが破壊されたのだ。

 スターブリッジ爆破事件を重く見た帝国は、ファウンデーション計画の存在意義を認め、

死刑ではなく、彼らのターミナスへの追放と計画の存続を願うのであった―。

 

3.まとめと感想 

 さすがアイザック=アシモフ原作ということもあって、1話から重厚な物語を

楽しめました~!!

スター・ブリッジの爆破という衝撃的な事件から幕を開けた本作ですが、、、

誰が犯人か現段階では分かっていないのが気がかりですね。

それにこの事件が今後に影響していきそうなのでことの顛末を見守っていきたいと

思います。

それから1話から帝国追放となった主人公ガールですが、今後どうなっていくのか

が非常に気になりますね!!

 

今後の展開が楽しみです。

 

 

 

 

 

2021/11/05目次追加しました。

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