前回は入院時の持ち物、
そして 入院3日目、
担当医に呼ばれた所まで
お話させていただきました。
→レア続きの手術④ 術後のアドバイスと入院時に持っていくといいアイテム
今回は動悸の病名を
お伝えいたします。
先生に呼ばれ、部屋に入り
今回の手術の内容を伺いました。
1回目の病名は
「発作性上室頻拍」
今回2回目の病名は
「上大静脈起源 心房頻拍&心房細動」
ということが分かりました。
8割の人が
肺静脈周囲に心房粗動回路があり
そこに動悸の発生源があるのに対し、
私の症状は残り2割の症例が少ない
その他の部位に異常回路の発生源がある
心房細動でした(;・∀・)
手術中、心房頻拍の処置が終わり、
再度、機械で動悸を起こすと
別の場所で異常な数の電気回路を
発見したそうです。
一回目の手術の際は、この電気回路は
出てきませんでした。
「再発」の原因は
こういう事があるからなのかもしれません。
そして、その異常な電気回路の場所は
上大静脈でした。
無数に発生していた電気回路は
先生の目の前で脈拍200以上を叩き出し、
あまりの心拍の激しさに先生はビックリしたそうです。
↑私の中では心拍200以上って、当たり前^^;
でも、全身麻酔してて本当に良かった^^
ピンク丸部分 ↓ここが上大静脈です。
この太い血管の上大静脈の中で
ぶわ~っと、
ぐわ~っと、
↑先生の言葉をそのままお伝えしておりますw
電気回路が無数に飛び回っていたそうです。
イメージだとこんな感じ?
先生がボールペンで上の画像の
黄色い線のように書き込みながら、
「ホント、こんな感じだから!」
って、少し興奮しながら言ってました(笑)
この電気が上大静脈にガンガン当たることで
心拍数200以上の動悸を発生させ、
心房が痙攣→心房細動となり、
あまりに強い心拍の振動の為
一緒に心房頻拍を起こした。
私の動悸は、時に
リズムが二種類存在していました
心臓が2つのリズムを
奏でているわけですね~。
↑聞こえはいいけどw、
普通の人は呼吸困難と苦しさで
間違いなく錯乱状態になります。
と、いうことで
私の中で
疑問が全て解決いたしました^^
①心臓の壁を開けたわりに、心臓が痛くない。
→心臓全てを確認した所、
原因が上大静脈だということが分かり
心臓の壁は開けなかった。
②身体の回復が異常に早い。
→全身麻酔&2回目の手術&①が無く
身体の負担もそこまで酷くなかった。
③予定していた昼食(お粥)が変更されていた。
→①が無くなったことで、普通食に変更された。
上大静脈起源から心房細動が起こり、
心房頻拍も同時に起こる症例は少ないそうです。
先生に、「これってレアですか?」と聞いたところ
「うん、レアだね~」と言われ・・・
「ふ(笑)。レアか。
じゃあ、いいや」→なにが?
と、心の中で
ガッツポーズをしたのは私です←爆
動悸が出始めて約15年…(;・∀・)
苦しかったし、
死を覚悟した、
そんな時期もありました。
最初に発作が出た時、
色んな病院で検査しても
異常なしと言われ、
医者を信用しなくなり
ずっと苦しみに耐え
救急搬送された場所は、
検査をしたことがある
心臓の専門機関でした。
最初は不信感いっぱいでしたが、
医療は凄く進歩していて、
担当してくれた2名の医師は
親身に私の話と独自で取り続けた
動悸のデータを参考にしてくれました。
動悸の辛さを理解されず
辛いことも沢山ありました。
行動出来ない自分を、
酷く責め、たくさん傷つけてきました。
日に日に酷くなる動悸で、
夫と話し合い「出産」は
諦めました。
↑あ、後悔とか全然ないのです^^
私自身が元々、妊娠・出産が
人生の目的ではないので^^
「レア」「症例が少ない症状」
「無事に手術が終わった」
私の中で、自分を責め続けていた部分が
ふわっと無くなった感じでした。
症例が少ないということは、
医療に貢献できたという事。
お役に立てて本当に良かった。
それで充分な気がしました^^
こんなに頑張ってきたんだから
自分を責め続けるのは
もうやめよう。
魂に嘘をつかず(心臓の為にもw)
昔のように素直に自由に生きよう。
「本当の私」に気付かせてくれた人がいる。
私を支えてくれている人がいる。
変わらずに私を愛してくれている人達がいる。
そして、
どんな時でも「私が、私を」諦めず、
ずっと信じて、
ずっと傍に居てくれた。
入院中、自分の人生を振り返ったり
自分を見つめ直していた
3泊4日の入院でした。
手術から5ヶ月経過しました。
まだ経過観察中です。
先生も太鼓判押してますし、
今は、コロナに気を付けながら
目の前にある現実を
毎日を楽しんでいます^^