打撲の影響で足が腫れ上がって歩行が不自由な為、食事はと
云うと、宿の路地を出た近所のおばちゃんが何時もたむろってい
る住宅街の通路を、おばちゃん達の好奇の目とひそひそ声の中
を、足を引きずり毎食一番近いコンビニで、あれこれ賄っていた
のである。

 コンビニでは、基本ビール・ツマミ等を購入する事があっても、
台湾で食事関係を調達すると云う発想は、これまで一切なかっ
た。理由は飲食店で戴いた方が“美味い”上に、同等の物が決
定的に“安い”からである。ニュアンスは違うかもしれないが、台
湾でのコンビニの価格はデパート感覚に等しい。

※写真は台南の路地裏にひそむ「街守り」をお送りする。


 そんな至近距離のコンビニだが、日本の「ファミマ」のFCに為
るが、この場所の「ファミレス」は、通常店の6分の1位の売り場
しかない、コンビニとしては異例の小規模で、扱うアイテムも売れ
筋商品に特化した、まさに今が詰まった店である。


 理屈はともあれ、このコンビニと云う“便利屋”に厄介に為るし
か、ベストな解決策が見つからないのである。日に二度、路地でた
むろしている“如何したのと云う叔母ちゃん達の目線の中”、足を
引きづりながらのお出掛けをする。


 改めてコンビニと云う“便利屋”を私なりに眺めまわし、掘り下げ
てどう活用するか考えると、それはそれで思った以上の発見があ
ったりするのである。こう云う事私は好きなのである!


 陳列されている商品をじっくり目にしていくと、思わぬ発見があ
ったりする。その発見の一つがコンビニ“チャーハン”であった。
 三日間の昼食を、種類の違う“チャーハン”を食べ比べてみた。


 一品当たりのボリュームもあって、十分“美味い”のである。
 ただ決定的な問題がある。街場の店に比べて1.5倍位の価格な
のである。日本とは全く真逆だが、どうしてもコンビニは高いを感
じてしまう。


 そして思わぬ発見が“香腸”の存在であった。これまで利用する
中では全く存在に気が付かなかったのである。ビニールの密閉袋
に入った小食用で、中にはローストされたと思える“ボール状の香
腸”が、6~7個入っていた。これは今後重宝しそうなアイテムであっ
た。


その様な状況の為、今回もまた、何時でも喰えると思っていた西
門圓環にある、行き付けの店の「担仔麺(タンシメン)」喰えんかっ
たが、店が亡くならない限り、次回の楽しみに取って置こうと思う。


 日本でもそうであろうが、コンビニと云う“便利屋”、それもそ
れほど悪くは無いと思えた台南の何日かであった。

 とは言え、言い訳がましいが地元に居り、通常の生活の中では、
公共料金の支払い位で、コンビニには殆ど足を運ぶ事がない。
 どうしてであろうか?真に不思議である!
便利ではあるが?“コンビニ飯”には流石飽きた!
又、来てしまった[台南]!2017/02初春編…(23-27)