エピローグ

 

「ボルネオ島」北西部に位置するサバ州、その州都[コタ・キナバル]という街は、元々日本ではダイビングで有名で、後は「キナバル山」登頂の入口としての役割としても知られていた。しかし、最近ではMM2H関係者も注目する様に為り、徐 々にではあるが日本人の長期滞在者が増加しているとの事。


海に面している関係上海産物に恵まれ、華僑も多いせいか海鮮料理が有名らしいのだが、このような処であっても、さまざまな意味において内容に比べ非常に割高だが、不思議と「 日本風料理」には苦労しない。

 

又、「チャイナエアライン」が乗り入れている関係上、台湾からのツアー・トラベラーも非常によく目にする。

多分、台湾の長期滞在者の方も多いのでは…!

 

私が滞在中、余り駐在日本人の方とは遭遇しなかったが、多分生活エリヤが違うのだろうと納得する。

それは日本人移住者が多いといわれる、首都[クアラ・ルンプール]も[ペナン島]でも、同じ様に感じたられた点だ。


できれば近い内に「ボルネオ島」へ再訪し、南の[ミりン][クチン]等も訪れてみたいと考えている。

そして、可能ならば[インドネシア共和国]側からも「ボルネオ島」を、歩いて見たいと思い始めている。

そして改めて、野生の「オランウータン」と握手を交わして見たい。

あっ!そうそう!

一点[マレーシア]で滞在する折ご注意頂きたいのは、朝早く目覚めるのがお嫌いな方、幾ら条件が良くても“モスク”の近くを避けられる事が賢明ですよ!

 

好むと好まざる事に、よく通るスピーカで、「コーラン」の朝の呼び掛けで否応なく起こされます。

 

ここからは、旅紀行の話からは話がそれるが、今回の旅で痛切に実感した事、「地球の歩き方」の余りにもいい加減でずさんな「地図」には本当に呆れ果てて仕舞った。

日本に戻って、赤坂にある編集局」へわざわざ乗り込んでしまった程ひどかった。

 

情報その物が変わったりする点に付いては、変化するのは当たり前だと私は捉えているが、「地図」は旅歩きの基本中の基本の筈だが……!?

 

あるはずの道がない、掲載の地図の上下が逆、版が裏表などが、当たり前だったのである。
それでも恥ずかしげもなく、2年に一度は情報を刷新したとの記載が去れている。


その後、秋の2013~14年度版で、申し訳程度の“この程度の修正 …
云って良い位の、見せかけだけ手を入れた物が発行された。

 

以前から「地球の歩き方」の地図情報の内容に、皆さんもお困りに為った事が多いと思われるが、遠慮会釈なく物申すべきと私は考える。

…賠償を求めるとまでは言わないが、内容の割に価格も高額過ぎですし!


最後に今をもっても編集者にお貸しした、現地で入手した
資料が返却いただけません。返却頂けるとの約束でした。

所詮、その程度の者が編集に携わっていると云う事でしょうか

 

一部話が脱線しましたが、皆さんまたどこかの国の空の下で出会いハグできることを、楽しみにしております。

いつもお付き合い頂いております皆さん、お付き合い心より感謝申し上げます。そして有難う御座いました!

ボルネオ島に「オラウータンに会いに行く!」

                 …2912(10)-アーカイブス版

                   

※2021年の追記

不思議なものですね!

十年近く経とうかとする以前に掲載した拙い紀行録ですが、こうして改めて纏めてみると、不思議なことにその当時の様々な情景が 、昨日の如く次々思い出され、止めどなく溢れて出して自分でも驚いてしまった。

 

鳥が鳥瞰するが如く、確かあそこはこうだった!その街角はああだった!あの時はこうだった!あの人はこのような顔だった!とまで、気持ちが悪くなる位に鮮明で天然色な上に、驚くほど細かい事まで浮かび上がってきた。

 

このことによって、自分の人生に取っての街歩きの旅が、いかに重要で切っても切れない存在と為って居るのかが、改めて確認することができ、これからの終末に向けての生き方が、確認できたように思えるブログ掲載になりました。

 

どうか皆さん、これからも見放さずにお付き合い頂ける事を、切にお願い申し上げます。有難う御座いました。

なお、この「COVID-19」感染問題の予防ワクチン接種によって、世界的に収束の兆しが見られたならば、この次の旅先は「南・南米」を目指し、アメリカ大陸の最南端に立ちたいと考えています。

                       伊の三木の南国雑話