猪井操子オフィシャルブログ「イイとこ行っとこ!Eこと見~っけ!!」Powered by Ameba -475ページ目
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プロ野球開幕!


4月12日。海浜幕張駅に降り立って、


一番最初に目に入ったのは、このポスターでした。


                     いいちゃんのブログ   

東北の底力を、僕たちはイヤと言うほど知っている。


イーグルスの歴史はここ千葉から始まった。

               もう一度始めよう。僕たちと一緒に。


パ・リーグはひとつのチームだ。ともに戦おう、みんなのために。  

                              ・・・など全12枚。

                   

  千葉ロッテが、この3連戦のために制作したものでした。

  

  楽天に携わってきた者として、嬉しくて、胸が熱くなりました。


  そう、6年前。東北楽天ゴールデンイーグルスが試合を行ったのは、

  

  ここだったんですよね。


いいちゃんのブログ  

        千葉も今回の地震による被害がありました。


        駅の外に出ると、まだその跡が残っています。 それでも。
 


いいちゃんのブログ  野球が始まる!


                     野球が見られる!

                 こんなに嬉しく思うシーズン到来はありません。


                                      いいちゃんのブログ   
試合は皆さんご存知のように、岩隈の好投、嶋選手会長の3ランなどで、勝利。


スタジアムのロッテファンからは、楽天へのエールも送られていました。 


この一体感。 一つの勝ちではあるけれど、貴重な大きな一勝です。


またここから、イーグルスの歴史は始まる。 復興への一歩が刻まる。


さぁ、今日から甲子園でのホーム開幕!

        (テレビで観戦しながら、このブログを書いています。) 


そして、本拠地Kスタでの開幕!! 3回の開幕の度、楽天は強くなるはず!



  私にとっては、フリーになっての初年度。

     

  少しずつですが、プロ野球の力を皆様に届けるお仕事させて頂く予定です。


  また、はっきり決まりましら、ご報告しますね。

震災から生まれる愛


3月11日、東日本大震災の日。大都会なのに、電気がつかない仙台。


「いつもずっと見つめていたんですよ」とばかりに満天の星が空を覆いました。



私、お気に入りの美容院で知り合ったカップルはその夜、結婚を決めたそうです。


星空の下、プロポーズして。         おめでとう!



『震災ラブ』っていうと、言葉が軽すぎますが、そんな風に結ばれた男女も多いとか。



地震で離ればなれになって、再会し。もう離れたくないと、がれきの中から、母の指輪を探し出して、プロポーズし結ばれた2人。


地震があったけど、東京で予定していた結婚式は行い、3月11日を忘れないと号泣した2人。


・・・他にも、節電のために一緒に暮らそうと告白したとか、お風呂を借りていて仲良くなったとか、被災地まで物資を届けに来てくれて恋したとか・・・


こんなときに恋なんて、不謹慎と言われるかもしれないけど、


  大切な人がいるから乗り越えられる

  あなたの存在の大きさに気付く、

  ずっとそばで支えたいと思う、


そんな気持ちがあふれること、人として自然なことだと思うのです。


この被害を前に、自分にとってかけがえのない人が増えることは怖いことにも思えるけど、きっと強くなれること。


暗い今だけど、明るい未来へ、絆を固く、歩みを確かに。


そして、愛ある新しい命を生み出すことが、復興につながっていくんだと思います。

勇気一つを共にして

子供のときに与えられたものって、平和で、楽しく、あったかいものがほとんどでした。でも中に、切ないもの、怖いもの、苦しいものがあり、そのほうが今、心に残っています。

例えば、小学校2年生のときに担任の岡本先生が終わりの会で、数ページずつ呼んでくれた『レ・ミゼラブル』。なぜ低学年にそんな難しいものをチョイスしたのか。音楽の時間に習った『グリーングリーン』。なぜ彼のお父さんは消えたのか。…分からないけど、記憶に濃い。

そして、私が幼稚園生のときにお遊戯会で歌ったのが『勇気一つを友にして』。NHKの「みんなの歌」にも取り上げられていました。

3番までの歌詞は以下の通り。

 

 1、昔ギリシャのイカロスは

   ロウで固めた鳥の羽

   両手に持って飛び立った

   雲より高くまだ遠く

   勇気一つを友にして

 2、丘はぐんぐん遠ざかり

   下に広がる青い海

   両手羽根をはばたかせ

   太陽めざし飛んでいく

   勇気一つを友にして

   

 3、赤く燃え立つ太陽に

   ロウで固めた鳥の羽

みるみる溶けて舞い散った

   翼奪われイカロスは

堕ちて命を失った

この童謡では、詳しく歌われていませんが、もとになったギリシャ神話が言わんとするのは、過信への戒め。自分の力に驕り、高く飛びすぎれば、いずれ落ちる ―――今回の地震、そして福島原発の事故を聞くにつけ、この歌が頭をよぎるのです。

私は、そもそも原子力推進とまではいかずとも、擁護派です。現在の電力消費を火力・水力、その他のエネルギーで補おうとしても現状では難しい。さらに化石燃料が枯渇する未来は、より原子力に頼らざるを得ません。私たちなら安全に使いこなせると信じて。でも。

自然は私たちの想定している力を簡単に超える。いくらコントロールしようとしても、人の小ささ、愚かさを、あるとき思い知らせるかのように、暴れる。

正直、私もここまでの被害が待っていると思いませんでした。甘かったんです。イカロスのように太陽にたどり着けるとは思わずとも、きっとこの高さまでは大丈夫…と思っていました。頬を叩かれました。

『勇気一つを友にして』 忘れていたけど、聞きなおすと4番がありました。

 

 4、だけど僕らはイカロスの

   鉄の勇気を受け継いで

   明日へ向かい飛び立った

   僕らは強く生きていく

   勇気一つを友にして

私たちはもう丘を飛び立ってしまっています。下は海。溶けかかったロウの羽根でも、飛ぶのをやめることはできないんです。だから、必要なのは高さを保つこと。難しいけど、危険を知りながら、高すぎず、低すぎず、バランスを持って進み続けなければらない。

イカロスの遺志を受け継いで。


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