５年

３月１１日。

５年前、当時私はＴＢＣ東北放送 に在籍していました。

そのアナウンス部の公式なＨＰでは書けないこと、

震災を経ての私の思いなどを個人的に綴りたいと

このブログを立ち上げました

今ではほぼ子育て日記になってしまってますが、

東日本大震災のことは忘れてないつもりだし、

ずっと伝えていかなくてはならないと思っています。

震災後に生まれたうちの長男はもう４歳です

もういろんなことが分かる年頃になってきました。

今日、追悼式典や各局のニュースを見ながら、

初めてちゃんと震災のことを話しました。

「幼稚園で避難訓練してるよね」から始め、

５年前に大きな地震があったこと、

多くの大切な命が奪われたこと、

大事な人と会えなくなってしまって泣いた人がいること、

今でもそれが悲しくて、心が傷む人が大勢いること、

そして、あーくんが住んでいる東京にも近い将来

地震がくるかもしれないこと、

だからそのときに命を守れるように準備しておかないといけないし、

そのために５年前のことを知ることが大切なこと、、、

うまく伝えられたか、これであっているのか分からないけど、

目に涙をためながら聞いてくれていました。

それに驚いて、「どうして泣いているの？」と聞くと、

「悲しい気持ちだから、もしみんなと会えなくなったら」と。

小さなハートに何がささったのか、正しかったのか、

母は息子の反応にドキッとしたけど、でも分かってほしかったし、

辛いことを乗り越えて、前向きに進んでいかないといけないから、

その第一段階として、話して良かったんだと思っています。

何も支援ができてなくて、ごめんなさい。

でも、次の世代にきちんと伝えることが、

まず今の私にできる小さな一歩です

また、宮城のみんなにも会いに帰ります