Cozy Powell/Over The Top(1979) | M.M.R.Records

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中古レコードショップやリユースショップで出会った70〜80年代を中心としたロック、ソウル、ジャズ、フュージョンなどの洋楽、邦楽レコードを聴いてレビューしています。その他、ライブレビュー、楽器(特にジャンク品のメンテ)のことなども。

1979年にリリースされたコージ・パウエルのファースト・ソロ・アルバムには、ジャック・ブルース、ドン・エイリー、ゲイリー・ムーアらが参加している。2曲目の「Killer」では、ゲイリー・ムーアのギターが炸裂。それに引きずられるようにコージーとジャックの二人がスピード感あるリズムを刻む。コージーも2バスでゲイリーをバトルを繰り広げている。そして、全体をまとめるのはドン・エイリーのムーグだ。ドラマーやベーシストのソロ・アルバムはテクニックに走りがちだけれど、コージーは、全体のアンサンブルを考えつつプレイしているのがよくわかる。ベーシストの視点でいうと、アルバム全体を通してコージーの相棒を務めるジャック・ブルースが自由に弾いていて気持ちがいいのだ。特に「El Sid」の最後でジャックが弾くベースソロがなんともいい味を出している。

そういえば、ドン・エイリーは、コージー・パウエルとのバンド以降、レインボー、ゲイリー・ムーア、マイケル・シェンカーといったミュージシャンと共演をしてきたが、その後にオジーのバンドに参加。ランディ・ローズがが飛行機事故による墜落死したこの日、セスナに乗る順番がランディより先だったため、墜落死を免れたらしい。現在は、ディープ・パープルでキーボーディストとして活躍している。

 

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