渡辺香津美が1978年リリースした8作目のリーダーアルバム。レコーディングされた当時25歳にして8枚目のアルバムとは、17歳でデビューしてから毎年のようにリリースしていたわけでものすごいスピードだ。
このアルバムは、当時ニューヨークで活躍していた増尾好秋と彼が率いるマンハッタン・ブレイズと共にレコーディングした作品。 8人のホーン・セクション、14人のストリングス・セクションとアンサンブルが豪華すぎて若干、渡辺香津美のギターの存在感が弱めに感じてしまうのだが…ただアルバムとしては、非常にクオリティが高くクロス・オーヴァーの名盤といえるのでは。なぜか廃盤となり未だにCD化されていないのは、何とも残念。
今年2月に自宅で倒れ、本年度予定されていたすべてのアーティスト活動を中止し、治療に専念するとのことだが非常に心配だ。