ザ・バンドが約16年のライブ活動に終止符を打った1976年に行われた解散ライブ「ザ・ラスト・ワルツ」は、数多くの有名ミュージシャンがゲストとして参加した。ボブ・ディラン、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、マディー・ウォーターズ、ジョニ・ミッチェル、リンゴ・スター・ロン・ウッドなど・・・にもかかわらず、当日までゲストはシークレットだったためチケットは売れ残り、当日券が発売されていたという・・・こんなライブを生で観れた人は相当ラッキーだったと思う。
このライブは、レコードと映像作品になったのだがゲストたち自身の曲も演奏されており、ザ・バンドのライブ・アルバムというより映画のサントラという要素もあると思うけれど、ホーンセクションを加えたアレンジなど、今までと違うザ・バンドを聴くことができるロックの名盤といえる1枚。