ジャズを聴くようになったのはいつの頃か・・・自宅ではオヤジが聴くジャズのレコードが子供のころから流れていたが別に自分が聴きたくて聴いていたわけではない。多分、ポリスを解散したスティングが「ブルータートルの夢」リリースした1985年にスティングのアルバムにジャズ・ミュージシャンが参加するの?みたいなところからだったような気がする。そのスティング・バンドでサックを吹いていたのがマルサリス兄弟にお兄ちゃん、ブランフォード・マルサリスだった。そこからジャズやフュージョンを聴くようになった。さて、前置きが長くなったがそのブランフォード兄弟の弟、トランペットのウィントン・マルサリスの1986年の作品がこの『J Mood』。彼の初期のワンホーン・カルテット編成。そして、盲目の天才ピアニスト、マーカス・ロバーツの奏でるピアノのバッキングやソロも聴きどころ。