リチャードのオリジナル曲は収録されていないものの、ミュージカル、エビータの楽曲カヴァーやジャズ、ポップ、カントリーなど幅広いタイプの楽曲を取り上げた実験的な1977年の作品。人気が下降線をたどり、今までにないアプローチで作品を作ったためか今までのカーペンターズとは一味違った雰囲気のアルバムに仕上がっている。その当時は、あまり人気がなかったアルバムかもしれないが改めて聴いてみると、やはりカーペンターズらしい素晴らしいカレンの歌声を聴くことができるアルバムだと思う。この頃のカレンは拒食症を患い、体調も良くなかったと思われるがその歌声はつややかで癒される。
ジャケットも今までのカーペンターズとは違うデザインを採用。