ブルースの最大の大ヒット・アルバム「 Born in the U.S.A. 」から約3年4ヶ月振りにリリースされた8枚目のオリジナル・アルバム。この「Tunnel of Love」はブルース・スプリングスティーンのアルバムの中では比較的新しいという感覚があるのだががリリースされたのはもう37年も前のアルバムになるんだなぁ。確かに、ジャケットのブルースも30代後半の姿で若々しい。今までのヒット・アルバムとは違い落ち着いた曲が多く、熱いロックンロールを期待していた当時の高校生の自分はイマイチこのアルバムの良さがわからなかった。…が改めて聴いてみると、じわじわ来るクオリティの高い楽曲が詰まっている。1985年に東京国立代々木競技場でブルースの初来日ライブを観た。3時間以上にわたる圧倒的なライブ・パフォーマンスは本当に驚いた。あんなパワフルなライブは後にも先にも、もう体験することはできないんだろうな。