このアルバムは、元キング・クリムゾンのロバート・フリップのプロデュースで1977年にレコーディングされたもののレコード会社の意向で発売が見送られ、リリースされたのは2年半後の1980年といういわくつきのダリル・ホール初のソロアルバム。
2曲目まではソウルなサウンドなのだが3曲目以降は、ロバート・フリップ色が濃く、ダリル・ホールらしくないサウンドになっていく。
今聴くと、新しいサウンドにチャレンジしたかったダリルとロバート・フリップとの組み合わせというのは、なかなか面白い。5曲目のロバート・フリップとの共作「NYCNY」は完全プログレ。これをダリルが歌っているのが興味深い。