~~ 息抜きに書いたもの w ~~


◆その1

中国紀行から数ヶ月後、正式に付き合う様になったジョニィとリラ。
保守的なフィネラン先生が人ではないバーニッシュの鳥型妖精との交際を認めたことは、ある意味周囲を驚かせた。

2人のデートコースはブライトンベリーを散策した後、魔道具カフェで語り合うという地味なものだった(魔道具カフェ以外にカフェ無いのか?w)。ごくたまに弾けることもあったリラだが、本来はフィネラン先生譲りの堅物の彼女、その方が合うのだろう。

中国ではテッペリンの戦いの後、ジョニィのルーツ探しも一緒に行ったリラ。リラはジョニィの不思議な年齢の話をまた始める。
「ジョニィ君はもしかしたら1000年くらい生きているかもしれないけど、全然老けてないもんね w」

リラはアッコに倣ってジョニィ君と呼んでいる。
アッコからはジョニィは20才くらいと聞いているが殆ど当てにならないものだった。
でも、当の本人もわかっていない。物理的な年齢と精神的な年齢は全く合っていない。

そのカラクリは学究肌のリラにとってすごく興味のあるテーマだった。
不死鳥の仕組みとそれにプロメアが関与しているのか?など謎は多過ぎ、それに興味津々なリラという一風変わった関係のカップル。
パールとトーマスが普通にイチャついているのと対照的だw

でも、リラも人間を脱ぎ捨てれば弾けるのだ。
この後、リラは魔法で鳥に変身し、ジョニィと共に大空を駆け巡る。
それは仲睦まじいつがいがさえずりながら絡み合う様に飛ぶ鳥を思わせる。
リラも開放的な大空では、思いっきりイチャイチャしているのかもしれない。

◆その2

ジョニィも今やルーナノヴァの生徒なので平日は寄宿舎でトーマスと一緒に過ごしているが、休日はアッコ(とダイアナ)の家に来ていたりする。
そして今日はリラも来ていて、なんと!そのまま泊まる「お泊まりの日」だった。

2人が同じ部屋で寝床を一緒にする。そんなことがあっていいものだろうか!?
アッコは2人が何を話しているのか?聞いてはいけないと思いながらも聞こうとするが、テレパシー通信には厳重なセキュリティがかかっていて聞けなかった。

学究肌のリラと学究対象として申し分のないジョニィ、きっと難しい哲学的な会話をしているのかもしれない。
パールとトーマスならイチャイチャしていると容易に想像できるが、リラとジョニィではそれは想像し難い。

そうこうしているうちに夜が来た。
ヤキモキしながらもあっさり寝落ちするアッコ。
アッコは夢の中でブライトンベリー魔女パレードの中に居た。
そう、アッコがジョニィと初めて出会い、8才のリラが活躍したあの日だ!

「私、空から炎のカーテンが降って来て、その先に貴方が居たのを見てすごく感動したわ。」
リラの声だ。
「怒れるバーニッシュの怨霊に的確な対策を指示していたのが8才の君だったなんて信じられないよ。」
ジョニィの声だ。

その指示に基づいて動いていたアッコ。最後は光魔法を発動して怨霊達を浄化した。
その夢は3人が共有していた。
夢にはセキュリティはかからず、ブロードキャストされていたのである。
目を覚ました後、その事実を知った3人は、お泊まりはとてもヤバいということを悟ったのでした。

ところで、国連勤務のダイアナは海外出張が多く、あまり家に居ないので、淋しいアッコは休日には人を招くことが多いのです。

 

◆ナイトフォール

 

ナイトフォールクラスタでの目下の話題は、アナベルが新しい人になったのでは!?という疑惑だ。

確かに少し作風が変わってきた。

これまで魔法については、一時、素直になれない魔女の話が入ったものの基本語られることは少ない。

が、今は本格的に幾多の考察も踏まえて深く言及され出したのである。

「やっぱり怪しいわよね。」とリラがジョニィにその話題を振る。

そう、リラもナイトフォールファンなのだ。人ではないジョニィに惹かれたのもその辺りの影響もあるのだろう。


2人で魔道具カフェで語り合っていると、1人の少女が入ってきた。

その子は、なんだか人間離れした雰囲気の子だった。的確には言いにくいが、エルフっぽいとでも言うのか。何か魔道具を探している様だった。

リラは気になり、ついつい声をかけてしまう。
「魔法に興味あるのですか?」

「ええ、少し。ここは魔法学校もある町でしょう。魔法のことを調べるにはいいかな、と思って。」

リラはさらに余計なことを言ってしまう。
「あ、私達その魔法学校の生徒なの。もし良かったら案内してあげましょうか。」

「え、いいのですか!!では、ぜひ💗」

ついにアナベルも新世代に!?・・そして、この子は??