魔法祭篇まだ全然書けていないのに、その後のこんなエピソードを夢で見たので、備忘録代わりに書いておきます。



◆ダイアナ/アッコ邸にて

(念のためですが、ダイアナとアッコは魏怒羅篇の後、結婚しています)

「ふーっ、なんとか終わったかな。」とアッコ。

今日はダイアナとアッコの家の引っ越し荷造りをする日だった。

ダイアナとアッコだけでは大変なので、リラと僕ことジョニィが手伝いに来ていたのだ。
(魔法を使えばいいという話もあるが、魔法祭篇の教訓から、魔法でなくてもできることは可能な限り使わないこと、とされている。)
(また、ジョニィは作者の子供時代からのイマジナリーフレンドであり、作者がリトアカ世界に入るための化身キャラとしての設定もある。ジョニィは鳥型妖精=人間界では霊鳥鳳凰、フェニックス、火の鳥などと呼ばれているが、魔法界ではバーニッシュと呼ばれる種の一つ。)

そして、リビングにて一服する4人。

「リラさん、それにジョニィ君、今日は本当にありがとう。」

ダイアナが2人に感謝を述べる。

「いえいえ、私も憧れのお二人の役に立てて光栄です。」と丁寧に返答するリラ。

「いやー、ホント、リラにはお世話になりっぱなし。もっとこちらもしっかりしないとね。魔法祭もなんとかなったのはリラのおかげだもんね。」
アッコは魔法祭のことを何かと話題にする。しばらくそれが続くだろう。それくらい今年(2023年)の魔法祭は凄かった

ダイアナがお茶を持ってきた。テーブルに配り、ダイアナも座る。


◆魔法祭振り返り

「今回の魔法祭は大変でしたが、色々と有益な教訓もありました。私達はそれを糧としてさらに成長しなければいけません。」
アッコの振りを受けてダイアナがダイアナらしく、真面目でレベルの高い話題へと変えて行く。

「そうだよね。私も、私のご先祖様が魔法の危険性を知って、私の家系を魔女家系から切り離したなんて思ってもみなかったわ。」
(アッコは魏怒羅篇で風見あつこ(正確には時のミラージュ(幻影))と出会ったことがきっかけで家系を詳しく調べていた。)

「でも、(仮称)キタロー父さん(いいかげん正式名称が要るな)もある意味かわいそうな存在だったよね。」と続けるアッコ。


「だったよね・・・って、まだ居るぞ。」 と目玉おやじがアッコの髪の毛の中から現れた。

「えっ、ここに居るのですか?」と驚くリラ。

「そうなのよ、結局、私のところに転がり込んできたのよね~。」とめんどくさそうに答えるアッコ。
((仮称)キタロー父さんは魔法祭篇の最後で肉体を失ったが、救ってくれた子供達を見守りたい一心で目玉だけは残ったのだ)

「でも、元気にしてらっしゃるみたいですね。」とほほ笑むリラ。

「いやー、いっぱい反省しておるぞ。人間の愚かさばかりに目が行って、素晴らしい可能性を見ていなかった。ホント君たちが見事にそれを見せてくれた。感謝でいっぱいじゃ。」
喋る目玉の口調は、恐ろしいラスボスだった時とは大違いの愛嬌のあるものだ。

「アッコにもひどいことをして、大変すまなかった。」

「そうよ、死にかけたんだからね。笑い事じゃないわ。」とちょっと怒り気味口調のアッコ。

「でも、ダイアナが助けてくれた。あ、ジョニィ君のおかげでもあるけど。」

「ダイアナはあれから身体は大丈夫なの。バーニッシュになっておかしなことにはなっていない?」とダイアナに気遣うアッコ。

「ええ、大丈夫だわ。バーニッシュの力もだいぶ制御できるようになってきた。これでまた全マルチバース大統領にも近づいたわね。」
さらっと意味不明の冗談も交えるダイアナ。真面目で意識高い系のダイアナの冗談はわかりにくい。

「なにそれ、異次元とつながったってこと?」

「バーニッシュの魔力は平行宇宙に存在するプロメアから来ているんだ。イグドラシルの変調で次元の裂け目ができ、プロメアとつながることで一種のミュータントとでも言うべきバーニッシュが誕生した。イグドラシル変調の原因の多くは人間活動だと見なされているけど、(仮称)キタロー父さんもそのような人間を危惧したのかな。不幸なバーニッシュを生まない様に。僕は不幸だと思っていないけどね。」と僕(作者)ことジョニィが解説する。
「それにイグドラシルの変調をもたらしたのは魔法じゃないしね。ただ、強力な魔法は次元の裂け目を作ることもできる。なので使い方を誤ってはいけない。」
「ただ、それが今できるのはカリンちゃんくらいだけど。。。ネイティブ異世界少女の。」と続けるジョニィ。

「そうそう、だから、あそこでカリンちゃんの力が必要だったのよね。そのおかげでダイアナがプロメアとつながり、バーニッシュの力で私にかけられたバーニッシュの魔法を解いて助けてくれた。」
「それに最後、バーニッシュの怨念を浄化(完全燃焼)するためにもプロメアとつながる道が必要だったけど、カリンちゃんが作ってくれた。」
カリンちゃんの力に感嘆するかのようにアッコが言葉にする。

「ホント、今回の新世代の生徒たちはすごかったね。勿論、一番すごいのはリラだけど・・」

「いえいえ、私はそんなことないですよ。みんなが立派にやってくれたからうまく行っただけです。」
控え目で皆を後押しするタイプの性格が再び現れたリラの受け答え。

「あー、ダメよ~、また後ろに引っ込んじゃ、もっと前に出ないと。せっかくルチアが蓋を壊してくれたのに。」とアッコ。

「でも、その性格は見習わないといけないわ。無理やり引っ張り上げるより、自発的な行動を促す方が長い目で見れば皆の大きな成長につながるわ。私はすぐに成果を出したくて無理やり引っ張ってしまうところがあったけど、上から目線のことも批判されるようになって、反省しているわ。」とダイアナがフォロー。

「え、ダイアナが、そんなことを言うなんて。ダイアナの強引さで私も成長できたところもあるから、それもいいと思うよ。まあ、ムカついたところはいっぱいあったけどね。。。」 アッコはダイアナの言動にちょっと驚きながらもフォローする。

「母は完全にそっち派なので、カガリ先生も大変だったと思うけど、場合によってはそういう厳しさも必要なのは
わかるわ。魔法祭みたいに決められた日までにやるべきことをやるためには、それも必要なので私も大変だった。。。」
リラも魔法祭運営管理で大変だったことを正直に打ち明ける。

「リラが大変だというくらいだから、フィネラン先生の職務はもっと大変なのだろうなーー あー、私にできるのだろうか?」
アッコは魔法祭最後に教頭先生を目指すことを決意したものの、やはり心配になる。

魔法祭最後、ついに弾けたリラは、アッコに抱きつき、アッコへの想い、憧れ、尊敬、そして愛を伝えたのだった。それに応えるようにアッコはまだ少し残っていた不安を払拭し、フィネラン先生の跡を継ぐことを決断したのだった。

「それにしても、リラみたいな言うことなしの優等生が私みたいな元落ちこぼれ生徒の人間にそこまでしてくれるのはなぜなの? やっぱり不思議だわ。」とアッコ。

「なんかおかしなことを言ってごめんなさい。落ちこぼれ生徒だったからとても惹かれたのだと思うの。ロッテさんの書いた本を読んでとても感動したわ。私みたいに厳格な魔女家系で育ったわけでもなく、不幸な事故で魔力もなく、本当にどうみても魔女になれない子が、その憧れへの力だけで魔女になり、1年生であのブライトンベリー上空の奇跡まで起こしてしまう。こんなことはどうみても私にはできない。これがカガリさんへの非常に強い憧れになったの。」とリラ。

「それに2年生の時は、魔女パレードでも奇跡を起こすし・・・トーマスのお父さんを救い、トーマスの心を解きほぐした。」とジョニィも加わる。

「アツコ・カガリは本当はすごい存在なんだ!!!」と僕ことジョニィはトドメの断言をする。

「なに、なに、おだてすぎよ~~、ジョニィ君が言うと冗談じみて聞こえるからダメね。」と本当は嬉しい気持ちをこらえて対応するアッコ。


◆新世代生の実態

「そう言えばトーマス君はどうしたの。あなたの相棒の?」とちょっと話題を変えようとするアッコ。

「まー、デートじゃない??」と適当に答える

そうそう、トーマスはパールと付き合い出したのだ。
実は魔法祭の後、付き合い出す人が急激に増えた。
アッコたちは世界同時大炎上は防いだが、ルーナノヴァの恋の同時大着火は防げなかったようだ。

「パールもまあ素敵な子だしね。私に似て・・・・」とアッコ。

「いや、学生時代のカガリさんより魔力あるし、かわいいし、まあ、デキル子ではないけど、落ちこぼれ認定まではされてないし・・」と違いを指摘するジョニィ。

「君はルーナノヴァの生徒でもないのに、詳しいわね。」とちょっと怒り気味に対応するアッコ。

「リラはどう思うの? パールちゃんのこと。」とリラに振る。

「パールは・・かわいいわ。」

「え、そこ??」とアッコが嘆く。

「あ、ごめんなさい。かわいいけど、そこは重要じゃないわね。カガリ先生と同じく魔女への憧れがとても強くてそこはいいと思うわ。まあ、ノーテンキで軽薄でミーハーでちょっとワガママなところもあるけど、そこは改善されて行くでしょう。あ、ダイアナさんの様に厳しく指導したらいいのかな? うーん、そこが難しいです。」

「あ、また、ごめんなさい、そこじゃなくて、リラデパールで感じたことを言わなければならないのかしら。あのロボットは2人一緒で操縦しないと真の力を発揮できないのだけど、パールとの呼吸は最初は合わないところもあったけど、すぐにシンクロできたわ。あの子、実はすごい潜在能力を持っているわ。何者なのかしら?と思ったくらい。カガリ先生ではないけど、あの子の家系も調べたくなったくらいだわ。」

「その通り。」 とデウス・X・マキナの魔導エンジンのコアとなったジョニィが言う。
「リラさんとパールちゃんの意識とシンクロし、デウス・X・マキナをリラデパールに変化させたのだけど、この2人は同じレベルの潜在魔力を持っていると感じました。」

「えーーーっ? パールちゃんがリラと同じくらい??」 ちょっとショックを受けるアッコ。

「落ちこぼれの方が親しみが沸いたのになーーー。私でも指導できる自信あるし。」と妙な愚痴を言うアッコ。

「まあ、実は結構難しい光魔法をここぞという時には成功させていたし。やる時はやる!努力家だし、潜在魔力も本当に高いのかも。」と自分を納得させるアッコ。

「さらにカリンちゃんとユート君もついに付き合い出した様ですわね。」と、とうとうダイアナも恋愛話に加わる。

「この2人も注目のカップルだよね。カリンちゃんは異世界の人で魅力は半端ないけど、ユート君もこれまた何者か?怪しいし。こちらも家系を調べたいところ。本人にも調べやと言っておいたけど。」とアッコ。しかもカリンちゃんはシャイニィロッドを復活させた子だ。

「でも、カリンちゃんとユート君が付き合い出して、マジカルスター計画は大丈夫なのかしら。」とダイアナ。

「あーー、でも、そもそも進んでないからなーー セシルさんにがんばってもらうしかないか。。。」

「でも、一番の驚きはルチア先輩とアルフレッド君だと思うわ。あの2人がいつの間にか付き合っていて、魔法祭防衛で見事な連携を見せてくれた。ルチア先輩は何かと私にちょっかいを出してきて嫌な人って思っていたけど、私の心を解放してくれた本当はいい人でした。」と真面目なリラも恋愛話を進める。

「あのマッドサイエンティストコンビね。ホントいつの間に?って感じだったよね。でも戦う2人はカッコよかったよね。ルチアのマトイギアのドリルはすごかった。それにアルフレッドの魔法祭プレゼン用のUFOロボがデウス・X・マキナになるとはね!」とアッコも同様の感想を述べる。

「ところで、カガリ先生から見て、ルチアさんはどう思いますか?」とリラ。

「ルチアかーー? 昔の私を邪悪にしてコンスタンツェと合体した感じかな? 」

「なるほど、見た目はまさにそうですね。中身もそうなのでしょうか。意外と仲間想いな気もします。私に突っかかってきたのも私のことを想ってのことだと感じています。」深堀したいリラ。

「あ、ごめんなさい、そう、中身はとても責任感の強い子だと思う。実家は消防士さんだし皆を守るタイプだと思う。それにタフでパワフル。身体は小さいけど、ハンデを乗り越える強い意志でマッドなサイエンティストになったし。そこはコンスと同じなのかも。」

「それに人を見る目も確かと思う。アルフレッドもかなりいいやつだと私も思うし。サイエンティストとしての才能もあると思うけど、とても誠実な性格。だから、突然で驚いたけど、いいカップルだと思う。」


◆魔法の未来

「恋が実って、結ばれて、子供もできて、魔法もさらに発展して・・・ 私達の未来はどうなっているのかなあ。」アッコが唐突にロマンあふれる言葉を放つ。

「素敵じゃ! 魔法は人間には必要無い闇落ちする麻薬じゃとまで思ったが、君たちを見ていると大いなる間違いじゃった。魔法には確かに負の面もあるが、それを乗り越えて素晴らしい果実を実らせる希望に溢れたものじゃ。わしにもこの目で見届けさせてくれ。」
目玉おやじがアッコの言葉に応える。
少し変なところもあるが、やはり血のつながりを感じさせるいいコンビだ。

「僕は幼いトーマスと出会って、人間を信じることができた。生まれた時は皆天使だと思う。そこからどう育つかが重要だと思うので、学校の役目は大きい。君たちと出会えて本当によかった。トーマスと一緒に僕もルーナノヴァの学校生活を楽しみたい。」とジョニィが入学希望とも取れる言動を放った。

「やった、入学生が増えた! えーと、どの枠なのだろう。え、人間以外枠? ルーナノヴァがまた拡大を? アーシュラ先生に相談しなければ・・・」
アッコが思案する。

アッコが教頭先生になる頃には、ルーナノヴァはさらに多様性に満ちた素敵な学校になっていることだろう。

 

 

(おまけ)

 

「そう言えば、月夜の王冠、マスタークラウンはどうなったのかなあ。ロッテの力作、芸術品。リラデパールと合体して魔力を放出した後、元の大きさに戻って・・・」とアッコ。

「確か、アーシュラ先生が保管していると思うわ。でも魔力が無くなったので、次に使えるのはまた10年後かな。」とリラ。
「アルフレッドあたりが急速魔力充電器を作ろうとしているという噂もあるみたいですが。。。」と続ける。

今後も色々面白いことがルーナノヴァでは起こりそうだ。
 

 

(おまけ その2)

「それにしても改めて・・魔法祭以降、付き合い出した人たち多すぎじゃないですか?」とダイアナ。
ただ、苦言を申し立てているわけではない。
ダイアナも告白した側なので。

「共学になったせいかな。1年目でもう効果が表れたということかな?」とアッコ。パールとは同類との感覚もあっただけに結構戸惑っている。
「他にもいるのかしら? リラは知っている?」 実行委員長だったリラに聞いてみる

「あ、いえ、私はそういうのは疎いので・・・・」 恥ずかしそうに答えるリラ。

「でも、これが新世代の生徒たちってことなのかしら? 時代は変わって行くのね~ 」と、あっさりまとめるアッコ。


💗恋の大着火 残りの発火を大公開。

メイビィ マンライバートル
 ヤバい人は大らかな人と。

アイナ トーマス組の元悪ガキ(これから設定)
 アッコタイプは悪ガキが似合う。パール×トーマスと同じ

リラ ジョニィと種族を超えた禁断の恋!?

ダリヤ ユリコ
 クロワタイプ×アーシュラタイプ ええ!!

 

 

◆主題歌

 

愛の戦士〇〇〇〇〇〇〇〇のエンディング・テーマですね。

今回、愛の戦士がたくさん誕生したので。。。。