わたしはもともと内向的な性格です。
この春から、外出自粛生活が続いたことで 改めてそれを再認識した感があります。
ふと思い立って始めたことがいくつかありますが
そのうちの二つは自分が長年興味のあった分野を
さらに深く掘り下げるきっかけとなりました。
ひとつは、絵を描くこと。
描くといっても、写実的に描くというよりも「筆遣いの楽しさ」を
色彩と一緒に楽しむ感覚で描きます。
自分は「何」を描いているのか・・・よくわからないことがあります。
気ままに描くので、テーマなし。
スケッチブックの最初のページの絵がこちら。（・・・絵かしら？ 笑）
絵というより、筆が描きやすいか試し描きしているような感じですね。
個人的には気に入っています。
このような「筆任せ」の描き方がとても自分にフィットし、そこからのめりこみました。
ひとつ認識しているとしたら、昔から「風の絵を描いてみたい」と思っていたので
風の動きを意識しながら それを筆に乗せるように描くことが多いかもしれません。
こちらは その時（ある日の午後）の光と風があまりに心地よく、
衝動的に描いたものです。
描いていてわたし自身が最高に気持ちよかったのです。
始めたことのもうひとつは、折り紙です。
絵を描き始めたのとまったく同じタイミングで急におもいつきました。
専ら、「花」を折ることに熱中しています。ときおり誰かに向けて折ることも。
面白いことにその人のことを想うと
折りたい花、選びたい色が自然にふわっと・・・うかびます。
折る過程の自分の指の動きと心象も興味深いです。
それはまるで折りたい相手の内的なものと呼応しているかのようです。
最後の仕上げは撮影ですが、下地の紙もその人を感じながら選びます。
いつも直感に任せますが、無事満足のいく撮影まで到達する時間と
労力はそれぞれ。 お相手の何かを受信し、感応しています。
興味深いです。
少しですが作品をここに紹介します。（SNS上ではシェア済みのものです）
紫陽花
ダリア
アヤメ（花菖蒲、カキツバタでも）
薔薇（難易度高し）
今朝はこちら（蓮華）を仕上げたのですが、そのときにはっきり認識したことがありました。
これからの自分は、「心の華の絵」 を描きたいのだな、と。
風景かもしれない、花かもしれない、あるいは文字かもしれない・・・
どんな絵にしろそれは「シンボル」。
華とは、人の内的中心に座する「ライフシンボル」です。
※「華」には中心という意があります
自明灯ともいえるライフシンボルを探す手助けをする絵を描きたい。
わたしがもともと持つ、内向的ベクトルを活かせる分野かもしれない。
これは 夢解釈を「絵で描く」ことにも繋がりそうです。
わたしは夢日記をつけていますが、そうか、いずれ夢日記に
「絵」を取り入れてもよいのだなと思いました。
この数か月、外出自粛生活や在宅勤務、その他自由がままならない中で
色々試行錯誤するうちに見つけた、自分の道を照らす静かな光はこれでした。
少しずつ、何らかの形になるようにすすめていこうと思います。
最後に、まるで「オチ」のようですが、どんな形態であれ
シンボル全体を司る神はヘルメスであります。
あらまぁ 結局、伊野華絵はヘルメス君と遊ぶしかない。 ということになります 
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