別に自民党支持じゃないけどさ

麻生さん、原稿のある演説上手だよね。

政治家ってさ、言葉だと思うんだ。

選挙ポスターにはさ、「行動!」なんて文句が書いてあって

よく、言葉より行動が大事だなんて言うけどね

そういう、有言実行とか知行合一とか知行一致とか、そういう意味じゃなく

国防という大前提を乗り越えた政治の最大の目的は

たくさんの人の、国民の欲望を調節することだと思うからね

ときに押さえたり、ときに叶えたり、道筋をたてたり

より公平に、より満たされるようにと。

言葉や想像や観念の問題になると思うんだ。


だからさ、政治家の最大の武器は言葉じゃないかと思う。

言葉が死ねば人は誰もついてこないよ。

仮に正しいものがあるとして

その正しさも、言葉が死んでれば誰も聞いてくれない。


それはさ、小泉さんのときのことが証明してると思うんだ。

今はもうだいぶ支持を失ってるけど

あのときの熱狂は小泉さんの言葉によるものだよ。

だからさ、正しいとか間違ってるとか関係なく

人は言葉に酔うもので

その言葉が要領を得てるとか、一貫性があるとか

綺麗で丁寧だとか、わかりやすいとかね

そういうこととは関係なく

心に届けばいいのさ。


麻生さんがさ、国民を酔わせる言葉を持ってるかどうかはわからない。

今のところ小泉さんほどの効果はないしね

だけどさ、国連総会のときの演説は好きなんだよね。



昨日の記者会見はよく見てなかったけど

野党はまだしも、コメンテーターの批判は

片方に偏り過ぎてると思ったよ。

消費税の導入についてね。


たしかにね、3年後の消費税増税は不安だよ。

これだけ税金の無駄が取り沙汰されていて

増税を納得する人は少ないと思うよ。

しかたないにしても手順があると思うし

状況の説明もまだされてないし。


天丼を食べて、あとで請求書一万円なんて例えは

ちょっと間抜け過ぎて不快だけど

20兆円近くの景気対策と3年後の消費税増税の関係を考えると

まぁ、そう取られてもしかたないのかもしれないし

そういう不安は生まれると思う。


だけどさ、どうしてそんなに批判されることがわかってて

3年後の増税に言及したのか?なんだと思うんだよ。


一世帯あたり6万円だっけ?

その6万円をさ、3年後の増税が不安で貯金にまわす人がいるなら

逆に、3年後の増税前に使わなきゃ損だと考える人がいるよ。


実際問題として、高い買い物をするならね

増税前にしたいでしょ?

特に住宅や車なんて高い買い物、なんども買わないものはさ

税金の安いうちに買いたいと思うでしょ?

だから、住宅ローン減税の拡大と高速道路の一律1000円なんじゃないのかな。



3年後の増税不安がどう出るのか?

消費をはやめるのか、それとも押させるのか

結果がどうなるかはわからない。


だけどもさ、今の金融危機をどう考えるか?どう捉えているのか?で、

その意味も、目的も変わってくると思うんだ。



それと、よく比べられる地域振興権との違いだよ。

地域振興券は老人や子供のいる世帯に

金券にすることで使用場所と使用期間を限定することで

直ちに消費させるように仕向けたわけだけど

今回のものは

3年後の増税で消費に仕向けるわけだ。

そして、消費税という税金は代金に何%ってかたちだから

高額の商品の購入に大きく影響がでる。

だから、セットで住宅ローン減税の拡大とマイカー購入に繋がりそうな

高速道路の一律1000円がある。


たぶん、これは地域振興券の当時と社会の構造が変わったからだと思う。

当時はまだ国民のほとんどか中産階級というところに属してたけど

今は格差社会だからね

下位に位置する人にいくら消費をしろと言っても、消費に仕向けても

なかなか消費してくれないよ。

だから上位の人に消費させなきゃならない。

だとすると、今回の景気対策はある程度適切だと思えるんだよね。


結果どうなるかはやっぱりわからないよ。

うまく消費してくれないかもしれない。

地域振興券のときは30%しか使われなかったというし。


だけど、今回の方が地域振興券のときよりも

消費に仕向けることができるような気がするよ。





住宅ローンの減税拡大なんてさ

年収1000万ある人が1億くらいの住宅を買わなきゃ

まるまる600万円の控除は受けられない。

だからさ、たしかに不公平なんだよ。


だけどね、景気対策なんだよね

景気対策ってことは、

困ってる人を助けるのとは違うんだ。

結果的に助けることになるように、経済が活性化するように仕向けるための手段なんだ。

だから、すでに格差はあるわけだから

損得で勘定したら不公平になるのもしかたないのさ。


増税にしたって、さまざまな思惑が絡み合っていて

説明なしで到底納得できないけど

でも、まぁ、消費に仕向けるやり方としては適切なような気がするよ。